年 |
月 |
章 |
出来事 |
1406年 |
2月 |
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サハチ(尚巴志)、武寧を殺して首里グスクを奪い取る。
サハチ、中グスク、越来グスクを攻め落とす。
サハチ、勝連グスクを攻めようとするが、ウニタキの活躍で同盟を結ぶ。
サハチの父、思紹が中山王になる。 |
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3月 |
1 |
山田按司の次男、マウシ(後の護佐丸)がサハチを訪ねて首里に行く。 |
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2 |
マウシ、島添大里グスクに行き、馬天若ヌルのササと出会う。 |
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4月 |
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中山王、改めて山南王(シタルー)と同盟する。 |
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3 |
マウシ、ササとサグルー(サハチの長男)を連れて山田グスクに帰る。 |
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5月 |
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早田新五郎、対馬に帰る。平田大親、ジルムイ(サハチの次男、後の尚忠)、マウシ、シラーがヤマトゥ旅に出る。 |
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中山王の進貢船が帰国。サハチ、兵を率いて待ち構え、使者の新垣大親とサムレー大将の宜野湾親方を説得する。 |
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4 |
恒例の旅でサハチ夫婦、ウニタキ夫婦、ヒューガ夫婦と一緒に慶良間の島に行く。 |
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6月 |
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中山王武寧がシャム(タイ)に送った船が帰国。サハチ、兵を率いて待ち構える。 |
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7月 |
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中山王と山南王の合同進貢船が帰国。正使のサングルミーが思紹に仕える。 |
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9月 |
5 |
ナーサの遊女屋「宇久真」が完成。中山王の重臣たちの懇親会。 |
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武寧の忠臣だった平戸親方の反乱が起こるが無事に治める。 |
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10月 |
6 |
サハチ、宇座按司に会いに行く。 |
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12月 |
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サハチ、浮島のハリマの宿屋で志佐壱岐守と20年ぶりの再会をする。 |
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サハチ、志佐壱岐守とジクー禅師を首里グスクに連れて行き、思紹と会わせる。 |
1407年 |
1月 |
7 |
首里グスクで新年の儀式。八重瀬按司(タブチ)も挨拶に来る。 |
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浮島の天使館を壊して、新しい天使館を建て始める。 |
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早田新五郎、馬天浜に来る。平田大親、ジルムイ、マウシ、シラーが無事に帰国。 |
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サハチ、島添大里の「まるずや」でナツと結ばれる。 |
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8 |
中山王思紹、初めて進貢船を送る。正使はサングルミー。 |
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サハチ、ウニタキと懐機と一緒に進貢船に乗って明国に行く。 |
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2月 |
13 |
首里グスクでお祭り。思紹の身代わりが何者かに殺される。 |
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9 |
サハチたち、明国の泉州に着き、来遠駅に入る。 |
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10 |
サハチ、ウニタキ、懐機、福州に行き、メイファンと再会する。 |
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11 |
サハチたち、メイファン姉妹の敵討ちを助ける。 |
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12 |
サハチたち、メイファン姉妹と海賊の隠れ家に行き、鉄炮(大砲)を見る。 |
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3月 |
14 |
サハチたち、メイファン姉妹と一緒に杭州に行く。 |
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サハチたち、三姉妹と別れて応天府に行く。 |
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懐機、富楽院の妓楼で、蓮華と再会し、朱洋敬とも再会する。 |
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15 |
サハチたち、朱洋敬の屋敷にお世話になる。 |
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サハチたち、富楽院の妓楼でお忍びの永楽帝と会う。 |
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16 |
サハチとウニタキ、朱洋敬の屋敷で、懐機から永楽帝の活躍を聞く。 |
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サハチたち、張三豊を探しに武当山を目指す。 |
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17 |
サハチたち、旅の途中でシンシンを助ける。 |
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4月 |
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サハチたち、南陽で張三豊と出会う。 |
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サハチたち、張三豊と弟子のシンシンと一緒に武当山に行く。 |
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サハチたち、武当山の裾野で、懐機の妹、懐虹と会う。 |
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サハチたち、シンシンの案内で武当山に登る。 |
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18 |
サハチたち、武当山の山頂で真武神を拝む。 |
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サハチたち、武当山の山中で武当拳の修行に励む。 |
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19 |
馬天ヌル、思紹の身代わりを殺した刺客を調べにヤンバルに向かう。 |
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馬天ヌル、運天泊で勢理客ヌルと会う。 |
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5月 |
20 |
サハチたち、張三豊とシンシンと一緒に龍虎山に行く。 |
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懐機、龍虎山で妻の両親と再会し、殺された両親の墓参りをする。 |
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サハチたち、張三豊とシンシンと一緒に杭州に向かう。 |
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6月 |
21 |
サハチたち、杭州でメイファン姉妹と再会し、西湖のほとりの屋敷に行く。 |
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サハチたち、杭州に来ていたサングルミーとタブチと会う。 |
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7月 |
22 |
サハチたち、無事に琉球に帰国する。 |
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首里グスクが拡張されて土塁に囲まれた北曲輪ができている。 |
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三姉妹の船に乗って、張三豊とシンシンが琉球に来る。 |
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8月 |
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張三豊はシンシンと旅に出る。ジクー禅師とサグルーとササが一緒に行く。 |
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9月 |
23 |
張三豊とシンシンが旅から帰り、運天泊に三姉妹の敵のリンジェンフォンが来ている事を知ってサハチは驚く。 |
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24 |
今帰仁グスク内の御内原の屋敷が完成して、山北王(攀安知)は重臣たちを招待して祝宴を開く。 |
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10月 |
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恩納グスクと金武グスクが完成する。 |
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11月 |
25 |
首里グスクで三つの婚礼。
サハチの長男サグルー、マウシ(護佐丸)の妹マカトゥダルを妻に迎える。
サハチの次男ジルムイ(尚忠)はサム(勝連按司後見役)の娘ユミを妻に迎える。
マウシは苗代大親(思紹の弟)の娘マカマドゥを妻に迎える。 |
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26 |
三姉妹、明国に帰る。張三豊とシンシンは琉球に残る。 |
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ナツのお腹か大きくなり、サハチは妻のマチルギに責められる。 |
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サハチ、ナツを側室に迎え、マチルギのヤマトゥ旅を許す。 |
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12月 |
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ナツ、サハチの七男、ナナルーを産む。 |
1408年 |
1月 |
27 |
新年の儀式。 |
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サハチの長女ミチ、サスカサを継いで島添大里ヌルになる。
サスカサは運玉森ヌルを名乗る。 |
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杭州でメイファンが懐機の息子を産み、チョンチと名付ける。 |
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中山王思紹、進貢船を送る。サハチの弟、マサンルーとマタルーが明国に行く。 |
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早田新五郎、馬天浜に来る。従弟のサンダーと弟のクルーがヤマトゥから帰る。 |
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2月 |
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首里グスクのお祭り。 |
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サハチ、ウニタキと一緒に浦添に行き、浦添グスクを片付ける決心をする。 |
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28 |
サハチ、叔父の當山親方を浦添按司に任命する。 |
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3月 |
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中山王思紹、女たちを連れて久高島参詣。武寧の残党の襲撃を受ける。 |
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4月 |
29 |
首里で丸太引きのお祭り。 |
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5月 |
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サハチ、ハーリーに行き、シタルーから中山王の龍舟を出してくれと頼まれる。
兼グスク按司(ンマムイ)、張三豊に会えた事が嬉しくて島添大里までついてくる。 |
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日本の将軍、足利義満、死す。義持が跡を継ぐ。 |
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30 |
早田新五郎、対馬に帰る。従弟のシタルーと泰期の息子クグルーがヤマトゥ旅に出る。
マチルギ、馬天ヌル、ササ、佐敷ヌル、フカマヌル、チルー(ウニタキの妻)、ヤマトゥ旅に出る。
ジクー禅師、ヒューガ、張三豊とシンシンも一緒に行く。 |
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山北王の攀安知、徳之島を攻める。 |
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31 |
マチルギたち、薩摩の坊津に着く。 |
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6月 |
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マチルギたち、博多に着く。 |
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32 |
落雷によって運玉森のマジムン屋敷が消え去る。 |
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33 |
進貢船が帰国。マサンルー、マタルー、タブチが無事に帰る。 |
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サハチ、弟のマタルーを与那原大親に任命して、運玉森にグスク建築を命じる。 |
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京都の等持院にて義満の49日法会。 |
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三姉妹の船が浮島に来る。メイファンは来ない。 |
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34 |
マチルギたち、対馬に着く。 |
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マチルギ、イトとユキに会う。 |
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パレンバンの船が若狭小浜に来る。 |
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7月 |
35 |
大きな台風が来て、馬天浜がやられ、「対馬館」を建てる。 |
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36 |
サハチ、佐敷グスクで、ヒューガの娘ユリが吹く笛を聞く。 |
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8月 |
37 |
馬天ヌル、ササ、佐敷ヌル、対馬のワタツミ神社で豊玉姫を知る。 |
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パレンバンの使者、京都に行き将軍義持に謁見、珍品献上。 |
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11月 |
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小浜にいたパレンバンの船が台風で破損する。 |
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12月 |
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マチルギたち、対馬で雪を見て感激する。 |
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山北王の攀安知、徳之島を占領して帰る。 |
1409年 |
1月 |
38 |
新年の儀式。 |
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早田新五郎、馬天浜に来る。マチルギたちが無事に帰国。
飯篠修理亮(後の長威斎)が琉球に来る。 |
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39 |
サハチ、マチルギからヤマトゥ土産の一節切をもらう。 |
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40 |
ササ、島添大里の張三豊の屋敷で、ヌルの修行中のカナ(浦添按司の娘)と会う。 |
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張三豊は兼グスク按司に呼ばれ、修理亮を連れて阿波根グスクに行く。 |
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中山王思紹、進貢船を送る。正使はサングルミー。
サハチの弟ヤグルーとクルー、従弟のシタルー、明国に行く。
タブチは三度目の唐旅。 |
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2月 |
41 |
首里グスクのお祭り。 |
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永楽帝、順天府(北京)に行く(1410年11月まで)。 |
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馬天ヌル、ササとシンシンを連れて、「ティーダシルの石」を探す旅に出る。 |
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ササたち、座喜味の山で数個の古い勾玉を見つける。
ササは赤い勾玉、シンシンは青い勾玉を身に付ける。 |
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山南王、進貢船を送る。李仲按司の息子の李傑、再び国子監に入る。 |
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42 |
張三豊が兼グスク按司を連れて島添大里に帰って来る。
サハチ、兼グスク按司と試合をして勝ち、兼グスク按司はサハチを師兄と呼ぶ。 |
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島添大里グスクのお祭りが7年ぶりに復活する。 |
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3月 |
43 |
中山王思紹の久高島参詣。 |
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閏3月 |
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山南王の娘が具志頭の若按司に嫁ぐ。
サハチの長男サグルーが妻と妹のサスカサを連れて島尻大里グスクでの婚礼に出席する。 |
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44 |
首里弁ヶ岳のウニタキの拠点が完成する。 |
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4月 |
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浦添按司の娘カナ、セーファウタキで儀式をして浦添ヌルになる。 |
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首里の丸太引きのお祭り。 |
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兼グスク按司がサハチに朝鮮に連れて行ってくれと頼む。 |
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長嶺グスクが完成して、山南王の娘婿が長嶺按司になる。 |
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中山王の龍舟が完成して、慶良間之子が特訓を始める。 |
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45 |
佐敷グスクのお祭り。 フカマヌルの娘の父親がウニタキだと、妻のチルーにばれる。 |
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早田新五郎、対馬に帰る。 |
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中山王思紹、朝鮮に使者を送る。武寧の三人の側室を連れて行く。
サハチ、ウニタキ、懐機と一緒に交易船に乗ってヤマトゥと朝鮮に向かう。
兼グスク按司も一緒に行く。 |
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5月 |
61 |
思紹、王妃を連れて豊見グスクにハーリー見物に行く。 |
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山北王の弟、湧川大主が本部のテーラーと一緒に奄美大島を攻める。 |
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46 |
サハチたち、薩摩の坊津に着く。一文字屋と再会。 |
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サハチたち、博多に着き、呑碧楼に登る。 |
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サハチたち、一文字屋の船に乗って京都に向かう。 |
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6月 |
47 |
サハチたち、上関で村上水軍の又太郎とあやの兄妹と会う。 |
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サハチたち、児島の下の津で塩飽水軍の塩飽三郎入道と会う。 |
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48 |
サハチたち、京都に着く。
サハチたち、北山第の七重の塔に驚く。
ササ、船岡山でスサノオの神様の声を聞く。
サハチたち、祇園祭りを見物する。 |
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49 |
サハチ、ウニタキ、懐機が高橋殿の招待を受けて、高橋殿の屋敷に行く。
サハチが一節切を吹いていると高橋殿が現れて華麗に舞う。
サハチたち、高橋殿と酒盛りをして酔い潰れる。 |
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50 |
サハチたち、高橋殿の案内で七重の塔に登り、お忍びの将軍義持と会う。 |
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51 |
サハチたち、高橋殿と一緒に鞍馬山に行く。
鞍馬山にササたちが来る。
張三豊、鞍馬山で高橋殿に武当拳の指導をする。
鞍馬山で修行していた慈恩禅師の師匠が張三豊の弟子だった事がわかる。 |
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52 |
サハチたち、高橋殿の屋敷で増阿弥の田楽を観る。 |
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ササ、シンシン、シズ、将軍様の御所に呼ばれて御台所様(日野栄子)と会う。 |
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7月 |
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明国の使者たちが京都に来る。サハチたち、唐人行列を見る。 |
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サハチ、腕のいい宮大工、一徹平郎と会い、琉球に来てくれと頼む。 |
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サハチたち、京都を去る。 |
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61 |
三姉妹の船二隻が琉球に来る。懐機の家族が帰国。 |
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マチルギ、佐敷ヌルと三姉妹を連れて久高島に行く。
佐敷ヌル、フボーヌムイに籠もり、神様から英祖の宝刀を探せと言われる。 |
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佐敷ヌル、メイユーと一緒に英祖の宝刀を探し、越来で短刀を見つける。 |
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53 |
サハチたち、対馬の船越に着く。
サハチ、サワと再会し、孫娘のミナミと会う。
サハチ、朝鮮から帰ってきたイトと再会し、娘のユキと会う。 |
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54 |
サハチ、イトと無人島に行き、朝鮮の事を聞く。 |
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朝鮮からの船が帰って来て、サハチはツタ、マユ、シノ、スズと再会する。 |
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8月 |
55 |
サハチたち、イトの船に乗って朝鮮の富山浦(釜山)に行く。
サハチ、早田五郎左衛門と再会する。 |
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56 |
サハチたち、倭館に行き、渋川道鎮と宗讃岐守と会う。 |
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61 |
中山王の進貢船が帰国。ヤグルーとクルーと従弟のシタルーが無事に帰る。 |
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57 |
サハチたち、浦瀬小次郎と一緒に漢城府(ソウル)に向かう。 |
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サハチたち、漢城府に着き、「津島屋」のハナの案内で都見物。 |
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58 |
サハチたち、「津島屋」のナナの案内で、サダン(芸人)たちと会う。 |
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59 |
サハチたち、ナナの案内で開京に行き、妓楼で早田左衛門太郎と再会する。 |
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60 |
サハチたち、漢城府に帰り、「津島屋」で李芸と会う。 |
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9月 |
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琉球の使者たち、漢城府に着く。 |
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サハチ、「津島屋」でお忍びの朝鮮王、李芳遠を見る。 |
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62 |
平田グスクのお祭り。佐敷ヌルが書いたお芝居「浦島之子」が上演される。 |
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10月 |
63 |
サハチたち、朝鮮を去り対馬に戻る。 |
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サハチ、イト、ユキ、ミナミを連れてイスケの船で木坂の八幡宮に行く。 |
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64 |
琉球の使者たち、朝鮮から博多に行く。 |
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62 |
馬天浜のお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「サミガー大主」 |
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三姉妹が帰る。 |
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与那原グスクが完成する。 |
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11月 |
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八重瀬按司のタブチが具志頭を攻めて、按司を交代させる。 |
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64 |
パレンバンの船が小浜から博多に着く。 |
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サハチたち、博多に行き、パレンバンの使者たち会う。 |
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12月 |
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サハチたち、博多を去り、琉球に向かう。パレンバンの船も一緒に行く。 |
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首里グスクの高楼が完成する。 |
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湧川大主とテーラー、奄美大島の北半分を占領して帰る。 |
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65 |
サハチたち、琉球に無事帰国。ナナもササたちと一緒に琉球に来る。 |
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浮島の天使館でパレンバンの人たちの歓迎の宴。
首里の会同館で帰国祝いの宴。 |
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島添大里グスクに帰ったサハチは佐敷ヌルから英祖の宝刀の話を聞く。
英祖の宝刀のうちの小太刀はミャーク(宮古島)にあるらしい。 |
1410年 |
1月 |
66 |
新年の儀式。按司たちに龍天閣と名付けた高楼を見せる。 |
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中山王の進貢船がパレンバンの船を連れて明国に行く。
サハチの長男サグルーがクグルーと一緒に明国に行く。 |
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ササたち、スサノオの神様の事を調べにヤンバルに行く。 |
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嘉数之子、上間大親となり、上間グスクに行く。 |
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67 |
早田新五郎、馬天浜に来る。イハチとクサンルーが帰国。 |
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2月 |
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首里グスクのお祭り。龍天閣を開放する。佐敷ヌルのお芝居「察度」が演じられる。 |
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マチルギがサハチの八男を産み、タチと名付ける。 |
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ウニタキの配下のイーカチが女子サムレーのチニンチルーを妻に迎える。 |
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勝連の若按司が病死し、サハチの義兄のサムが勝連按司になる。 |
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68 |
島添大里グスクのお祭り。お芝居は「サミガー大主」 |
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3月 |
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中山王思紹の久高島参詣。 |
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ウニタキ、旅芸人一座を作る。 |
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サミガー大主の次男のシタルーが宇座按司の娘マジニを妻に迎える。 |
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中山王の進貢船が船出。思紹が張三豊とクルーを連れて明国に行く。 |
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69 |
丸太引きのお祭り。 |
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4月 |
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佐敷グスクのお祭り。佐敷ヌルのお芝居「瓜太郎」が上演される。 |
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早田新五郎、対馬に帰る。朝鮮とヤマトゥに行く交易船が船出する。 |
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5月 |
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山北王、奄美大島南部を攻めるため兵100人を送る。 |
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豊見グスクのハーリー。中山王の龍舟が優勝する。 |
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6月 |
70 |
中山王の進貢船が帰国。サグルーとクグルーが無事に帰る。 |
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小禄按司が亡くなる。 |
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71 |
兼グスク按司(ンマムイ)が山南王のために家族を連れて今帰仁に行く。 |
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兼グスク按司、義兄の山北王と会い、山南王の書状を渡す。 |
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72 |
兼グスク按司、運天泊に行き、湧川大主と明国の海賊と会う。 |
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兼グスク按司、羽地按司、名護按司と会い、本部でテーラーと会う。 |
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73 |
兼グスク按司、国頭按司と会い、奥間に行ってナーサと出会う。
兼グスク按司、ナーサからウニタキが義兄だと知らされて驚く。 |
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77 |
中山王思紹、張三豊と一緒に武当山に登る。 |
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80 |
ササたち、京都に着く。
高橋殿が迎えに来て、ササたちは将軍様の御所に移って御台所様と会う。 |
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ササ、船岡山でスサノオの神様と会う。 |
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ササたち、将軍義持と一緒に伊勢の神宮参詣をする。
ササ、外宮でホアカリの神様と会い、小俣神社でトヨウケ姫の神様と会う。 |
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7月 |
74 |
兼グスク按司、今帰仁を去り、名護の山中で刺客に襲われ、ウニタキに助けられる。 |
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兼グスク按司、家族を今帰仁に残して帰り、山南王に報告する。 |
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75 |
三姉妹の船が浮島に来る。メイユーがサハチの側室になる。 |
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国子監に送る官生が、懐機の長男ファイテと浦添按司の三男ジルークに決まる。 |
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76 |
兼グスク按司、山南王の書状を持って再び今帰仁に行く。 |
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8月 |
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兼グスク按司、山南王と山北王の同盟を決めて帰って来る。 |
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与那原グスクのお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「運玉森のマジムン屋敷」 |
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山南王、保栄茂グスクを築き始める。 |
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首里グスクの正殿の唐破風が完成する。 |
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77 |
中山王思紹、張三豊と一緒に華山に登る。 |
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81 |
京都に大きな台風が来て、ササたちは避難民たちを助ける。 |
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9月 |
76 |
ウニタキの娘のミヨンが懐機の長男ファイテに嫁ぐ。 |
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77 |
中山王思紹、張三豊と一緒に応天府に着き、使者たちと合流する。 |
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78 |
八重瀬按司のタブチがサハチの三男イハチの縁談を持ってくる。 |
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81 |
ササたち、鞍馬山で慈恩禅師を連れて来た飯篠修理亮と再会する。 |
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10月 |
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ササたち、村上あやの船に乗って京都を去り博多に向かう。 |
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ササたち、博多の近くで豊玉姫のお墓を見つけ、玉依姫と会う。 |
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馬天浜のお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「サミガー大主、その二」 |
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三姉妹、帰る。 |
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中山王の進貢船が船出する。正使はサングルー、副使は八重瀬按司のタブチ。
ファイテとジルークが留学のために明国に行く。 |
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79 |
山南王と山北王が同盟する。
山北王の長女マサキが山南王の三男グルムイに嫁いでくる。
花嫁の護衛のテーラー、兼グスク按司の家族を連れ帰る。 |
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婚礼のあと、兼グスク按司は山南王の刺客に襲撃されるが、その前に家臣たちを連れて逃げる。 |
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兼グスク按司は新グスクに入り、八重瀬グスクにいる母親と会う。 |
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兼グスク按司、母親を連れて首里に行き、ナーサと会わせる。 |
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82 |
中山王の進貢船、帰国。思紹と張三豊が無事に帰る。 |
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11月 |
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張三豊、新グスクのガマでサスカサ、テーラーたちを修行させる。 |
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マウシの長女マミーが首里グスクの御内原で生まれる。 |
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奄美大島南部を攻めていた山北王の兵が半数以上の兵を失い帰国する。 |
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山北王の攀安知、奄美大島攻めの失敗に腹を立てて、伊平屋島と伊是名島を攻める。
首里に伊平屋島の人たちが逃げてくる。 |
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83 |
伊平屋島を取り戻すためにサグルー、マウシたちが伊平屋島に行く。 |
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12月 |
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サハチもウニタキと一緒に伊平屋島に行き、山北王の兵たちを追い出す。 |
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ヤマトゥに行った交易船が伊平屋島に着く。 |
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84 |
飯篠修理亮が慈恩禅師と二階堂右馬助を琉球に連れて来る。 |
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ササ、シンシンとナナを連れてセーファウタキに行き、豊玉姫と会う。 |
1411年 |
1月 |
85 |
新年の儀式。 |
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慈恩禅師が修理亮と右馬助を連れて、琉球を知るために旅に出る。 |
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山北王の兵50人が保栄茂グスクに入る。 |
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早田左衛門太郎、朝鮮の職を解かれて対馬に帰る。 |
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86 |
ササが馬天ヌルと佐敷ヌルとサスカサをセーファウタキに連れて行き、豊玉姫と会わせる。
ティーダシルは石ではなく鏡だったと馬天ヌルは気づく。 |
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中山王の進貢船が船出。程復が正使を務めて故郷に帰る。
マウシが護衛のサムレーとして明国に行く。 |
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2月 |
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浦添ヌルのカナが極楽寺の残骸を片付けて、古い鉄の剣を見つける。 |
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早田新五郎が馬天浜に来て、左衛門太郎の帰国を知らせる。 |
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慈恩禅師が旅から帰り、聾唖の少女を連れて来る。 |
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首里グスクのお祭り。お芝居は「瓜太郎」 |
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ウニタキ、与論島に行く。 |
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島添大里グスクのお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「酒呑童子」 |
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3月 |
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中山王思紹の久高島参詣。
ササ、久高島の神様から舜天の誤解を解き、舜天の父親の事を調べてくれと頼まれる。
ササ、馬天ヌルと一緒に大里ヌルと会う。 |
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87 |
勝連若按司の婚礼。 |
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進貢船が帰国。副使のタブチ、米須按司、玻名グスク按司が満足げに帰国する。
タブチが獅子舞を持って帰る。 |
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4月 |
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サグルーの長男が誕生して、サハチと名付けられる。 |
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今年2度目の進貢船が船出する。クグルーと馬天浜のシタルーが明国に行く。 |
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サハチの三男イハチが具志頭按司の娘チミーを妻に迎える。 |
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佐敷グスクのお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「舜天」 |
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佐敷ヌルとユリ、与那原に行き、張三豊の指導を受ける。 |
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南風原にンマムイの新しいグスクが完成して兼グスクと名付ける。 |
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5月 |
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山南王の三男グルムイが保栄茂グスクに入って保栄茂按司になる。 |
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思紹、伊平屋島と伊是名島を守るために兵を送る。与論島にも兵を送る。 |
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89 |
苗代之子、ウニタキと共に与論グスクを攻め落とし、与論按司を捕らえる。 |
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サハチ、ササたちを連れて与論島に行き、捕まっている与論按司と会う。 |
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ササ、ハジピキパンタでユンヌ姫と会う。 |
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90 |
山北王、伊是名島を攻める。 |
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89 |
早田新五郎、対馬に帰る。
交易船に乗ってサスカサがササたちと一緒にヤマトゥに行く。
朝鮮に行く勝連船も一緒に行く。
ササたち、与論島から交易船に乗り込む。 |
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90 |
兼グスク按司、今帰仁に行き、中山王の書状を山北王に渡す。
山北王、伊是名島攻撃を中止する。 |
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本部のテーラー、首里グスクに行き、山北王の書状を思紹に渡す。
テーラー、中山王の書状を持って今帰仁に行く。 |
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91 |
兼グスク按司が山北王の書状を持って今帰仁から帰る。 |
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兼グスク按司、再び、今帰仁に行き、中山王と山北王の同盟を決めて帰る。 |
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中山王の兵が与論島から撤収する。 |
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湧川大主、新しい与論按司を連れて与論島に行く。 |
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本部のテーラー、奄美大島攻めに向かう。 |
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|
山南王のシタルーが島添大里グスクに来て、山南王と中山王の同盟が決まる。
三王同盟なる。 |
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6月 |
92 |
ウニタキが与論島から帰る。 |
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中山王の進貢船、帰国。王茂が国相になり、マウシが無事に帰る。 |
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96 |
本部のテーラー、奄美大島でクユー一族と話を付け、奄美大島を平定する。 |
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山南王のシタルーから贈られた側室ハルが島添大里グスクに来る。 |
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シタルーから頼まれたと言って石屋のクムンが島添大里グスクに来る。 |
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サハチ、ウニタキの配下の女をシタルーの側室に贈る。 |
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7月 |
93 |
サハチ、チューマチのためにミーグスク築き始める。
クルーも手登根グスクを築き始める。 |
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佐敷ヌル、ハルを連れて与那原に行き、お祭りの準備を始める。 |
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94 |
ササたち、高橋殿、御台所様と熊野参詣に行く。 |
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93 |
三姉妹の船が鉄炮と火薬を持ってくる。 |
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95 |
ササたち、新宮の神倉山で新宮の十郎の話を聞く。 |
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8月 |
97 |
与那原グスクのお祭り。お芝居は「瓜太郎」と旅芸人の「浦島之子」 |
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95 |
ササたち、将軍様の御所で、月見の宴に参加する。 |
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97 |
メイユーたち、与那原に行き、張三豊の一か月の修行を始める。 |
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伊敷按司、ナーグスクに移って隠居し、真壁按司、山グスクに移って隠居する。 |
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中山王の進貢船、帰国。クグルーとシタルーが無事に帰る。 |
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9月 |
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サハチ、ナツと子供たちを連れて津堅島に行く。 |
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平田グスクのお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「かぐや姫」と旅芸人の「浦島之子」 |
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今年3度目の進貢船が船出する。正使はサングルミー。 |
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4代将軍義持が、明との国交を断絶。明の冊封使を兵庫の港で追い払う。 |
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10月 |
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馬天浜のお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「サミガー大主、その三」 |
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三姉妹、帰る。 |
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ウニタキ、兼グスク按司を連れてヤンバルに行く。 |
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首里に大聖寺が完成する。住職はソウゲン禅師。 |
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11月 |
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慈恩禅師、越来ヌルと島添大里城下のソウゲンの屋敷で暮らし子供たちに読み書きを教える。 |
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今年4度目の進貢船が船出する。正使はタブチ。
米須按司、玻名グスク按司、真壁按司、伊敷按司もタブチと一緒に行く。 |
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ウニタキ、今帰仁に「まるずや」を開く。 |
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12月 |
98 |
ヤマトゥに行った交易船がジャワの船を連れて帰る。 |
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奥間のサタルーが国頭按司の材木が運んで浮島に来る。 |
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99 |
ササたち、サスカサとサタルーを連れて久高島に行く。 |
1412年 |
1月 |
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中山王の進貢船、帰国。サングルミーが新しい永楽銭を持ってくる。 |
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|
早田左衛門太郎がイトとユキとミナミを連れて琉球に来る。 |
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2月 |
100 |
首里グスクのお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「鎮西八郎為朝」 |
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|
サハチの四男のチューマチが攀安知の次女、マナビーを妻に迎える。 |
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101 |
中山王の進貢船が船出。 |
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|
クマヌが隠居して、養子のムタが中グスク按司になる。 |
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島添大里グスクのお祭り。佐敷ヌルのお芝居は「かぐや姫」 |
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仲尾大主と山北王の兵50人が浮島に来て、ミーグスクに入る。 |
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3月 |
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中山王思紹の久高島参詣。イトたちも一緒に行く。 |
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中山王の進貢船、帰国。 |
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玉グスク按司が亡くなる。 |
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クマヌが亡くなる。 |
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志慶真の長老が亡くなる。 |
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4月 |
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前中山王妃だった兼グスク按司の母親か亡くなる。 |
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102 |
浦添グスクのお祭り。お芝居は「舜天」と旅芸人の「瓜太郎」 |
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ジルムイの長女、マチルギが生まれ、サハチはクマヌの死から立ち直る。 |
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佐敷グスクのお祭り。お芝居は「察度」と旅芸人の「瓜太郎」 |
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佐敷ヌルがササたちを連れて安須森に行き、安須森の封印を解く。 |
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103 |
カミーがしゃべれるようになり、馬天ヌルにヌルの指導を頼む。 |
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5月 |
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ハーリーに中山王と山北王の龍舟も出る。 |
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|
|
早田左衛門太郎、イトたち、馬天浜から対馬に帰る。
甥のシングルー、ウニタルが、奥間のサタルーとヤマトゥに行く。
交易船に乗って佐敷ヌルがササたちと一緒にヤマトゥに行く。
朝鮮に行く勝連船も一緒に行く。 |
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|
|
山北王、前与論按司父子に鬼界島を攻めさせる。 |
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馬天ヌル、麦屋ヌルとカミー、奥間大親を連れてヤンバルのウタキ巡りの旅に出る。 |
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106 |
馬天ヌルたち、今帰仁のクポーヌムイで安須森若ヌルの声を聞く。 |
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107 |
馬天ヌルたち、屋嘉比のお婆を連れて安須森に登り、神様たちからお礼を言われる。 |
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6月 |
108 |
旅から帰って来た馬天ヌルと一緒に奥間ヌルが首里に来たのでサハチは焦る。 サハチ、初めて東松田の若ヌルと会う。 |
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|
馬天ヌルたち、浦添ヌルと一緒に朝盛法師と会い、舜天の事を聞く。 |
|
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|
馬天ヌルたち、浦添ヌルと一緒に仲順に行き、舜天と会い、お礼を言われる。 |
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109 |
馬天ヌル、ヌルたちを連れて南部を巡り、セーファウタキに行く。 |
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|
104 |
ササたちと佐敷ヌル、厳島の弥山でアキシノの声を聞く。 |
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|
パレンバンの船が若狭小浜に来る。 |
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7月 |
105 |
ササたちと佐敷ヌル、京都大原の寂光院で平維盛と会い話を聞く。 |
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|
110 |
ササたちと佐敷ヌル、京都でパレンバンのシーハイイェンたちと再会する。 |
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|
111 |
中山王の進貢船、帰国。 |
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|
|
三姉妹の船が来て、リンジェンフォンの配下だったソンウェイが一緒に来る。 |
|
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リンジョンシェンが運天泊に来て、鉄炮付きの武装船を山北王に贈る。 |
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110 |
ササたちと佐敷ヌル、御台所様と高橋殿と一緒に熊野に行く。 |
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111 |
大きな台風が来て、与那原に被害が出る。 |
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8月 |
110 |
ササたちと佐敷ヌル、熊野新宮の神倉山で鳥居禅尼から平維盛の事を聞く。 |
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112 |
与那原グスクのお祭り。お芝居は「運玉森のマジムン屋敷」と旅芸人の「舜天」 |
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島添大里グスクでサスカサを中心に十五夜の宴が行なわれる。 |
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ナツがサハチの五女マカマドゥを産む。 |
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首里グスクの北曲輪の石垣が完成する。 |
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10月 |
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馬天浜のお祭り。 |
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三姉妹、帰る。 |
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中山王の進貢船が船出。正使は島尻大親。 |
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11月 |
113 |
中山王の進貢船が船出。正使はタブチ。3人の官生を国子監に送る。 |
|
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|
山南王の刺客が島添大里グスクに攻めて来るが、ユーナのお陰でサハチは助かる。 |
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サハチはアミーとユーナの姉妹を慶良間の島に送る。 |
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12月 |
|
喜界島を攻めていた山北王の兵がやられて半数の兵を失い帰還する。 |
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114 |
ヤマトゥに行った交易船と朝鮮に行った勝連船、帰国。
パレンバンの船二隻を琉球に連れて来る。 |
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永楽帝はこれより12年間、毎日30万人を動員して武当山の道観を大修復する。 |
1413年 |
1月 |
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新年の儀式。 |
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|
山南王の進貢船が船出。 |
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|
|
首里に報恩寺が完成する。住職は南泉禅師。 |
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|
早田新五郎、マツとトラを連れて馬天浜に来る。
ササたち、佐敷ヌル、サタルー、ウニタル、シングルー、帰国する。
ササは児島の山伏、福寿坊と時衆の辰阿弥を琉球に連れて来る。 |
|
|
115 |
サハチ、マツとトラとの再会を喜び、浜辺でササたちと一緒に酒盛り。 |
|
2月 |
|
サハチ、マツとトラを首里グスクに連れて行き、思紹を紹介する。 |
|
|
116 |
中山王の進貢船が船出。パレンバンの船を明国まで連れて行く。 |
|
|
|
首里グスクのお祭り。お芝居はハルの「かぐや姫」、旅芸人のお芝居は「舜天」
サハチは一節切を吹きながら、スサノオの声を聞き、ササから神人になったと言われる。
辰阿弥の鉦と福寿坊の太鼓で、みんなで念仏踊りを踊る。 |
|
|
|
佐敷ヌル、ササたちと一緒にヤンバルに旅立つ。
マツとトラ、福寿坊と辰阿弥も同行する。 |
|
|
|
サハチ、苗代大親と会い、慈恩寺を建てる場所を相談する。 |
|
|
|
一緒にセーファウタキに行ってくれとサスカサがスサノオに頼まれる。 |
|
|
|
佐敷ヌルとササたち、仲順に行き、舜天にお礼を言い、長老たちに歓迎される。 |
|
|
117 |
佐敷ヌルとササたち、マツとトラが旅から帰り、旅の話を聞きながら酒盛り。 |
|
|
|
島添大里グスクのお祭り。お芝居は「瓜太郎」、旅芸人の「舜天」 |
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|
|
永楽帝、北京巡幸。3年半、滞在(1416年10月まで)。 |
|
3月 |
|
中山王思紹の久高島参詣。 |
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|
|
クマヌの一周忌に中グスクでお祭りが行なわれ、旅芸人の「舜天」が演じられる。 |
|
4月 |
|
懐機の娘、ファイリンが佐敷大親の長男シングルーに嫁ぐ。 |
|
|
|
サハチ、シンゴ、マツ、トラと一緒にヒューガの船で慶良間の島に行く。
サハチ、アミーとユーナと会い、島ヌルのタミーと会う。
スサノオとユンヌ姫と話をしているサハチを見て、タミーは驚いて両手を合わせる。 |
|
|
|
山南王の進貢船が船出。正使は李仲按司。 |
|
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118 |
佐敷グスクのお祭り。お芝居は「酒呑童子」
ササたちが念仏踊りで人を集め、雨もやむ。 |
|
|
|
去年の10月と11月に送った中山王の進貢船が一緒に帰国。 |
|
5月 |
|
早田新五郎、マツとトラ、対馬に帰る。
マグルーと平田大親の長男サングルー、シビーの兄クレーがヤマトゥに行く。
交易船に乗って浦添ヌル、福寿坊がササたちと一緒にヤマトゥに行く。
朝鮮に行く勝連船も一緒に行く。 |
|
|
|
サハチの五男マグルーと兼グスク按司の長女マウミとの婚約が決まる。 |
|
6月 |
119 |
ササたち、児島に着き、英祖の父親のグルーを探し出す。
ユンヌ姫、グルーを連れて琉球に行く。 |
|
|
|
手登根グスクのお祭りで、佐敷ヌルの新作「小松の中将様」が初演される。 |
|
|
|
ササたち、京都に着く。高橋殿は喪中で御台所様は妊娠中。 |
|
7月 |
|
ヌルたちの安須森参詣が行なわれる。 |
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|
120 |
湧川大主、諸喜田大主と鉄炮を積んだ武装船で鬼界島に向かう。 |
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|
湧川大主、前浦添ヌルのマジニと結ばれる。 |
|
|
|
湧川大主、鉄炮を撃ち、鬼界島を奪い取るが島の領主の御所殿に逃げられる。 |
|
|
|
マジニは鬼界島のヌルと一緒にウタキに入り、マジニの先祖がこの島の出身だった事を知る。 |
|
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121 |
首里の大聖寺で「盂蘭盆会」が行なわれ、念仏踊りを盛大にやる。 |
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|
|
クマヌの孫娘マナミーが米須の若按司マルクに嫁ぐ。 |
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|
|
三姉妹の船とパレンバンの船が一緒に来る。
メイユーは6月に女の子ロンジェン(龍剣)を産み、琉球には来ない。 |
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8月 |
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与那原グスクのお祭り。お芝居は「かぐや姫」と旅芸人の「小松の中将様」 |
|
|
|
ジャワの船が来る。 |
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|
|
首里と島添大里でお月見の宴。 |
|
9月 |
|
平田グスクのお祭り。
スヒターたちがプンチャックを披露、シーハイイェンたちは武当剣を披露する。 |
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|
|
中山王の進貢船、帰国。 |
|
|
|
山南王の進貢船、帰国。 |
|
|
|
中山王の進貢船が船出。
サハチの四男チューマチと浦添按司の次男クジルー、明国に行く。 |
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10月 |
122 |
馬天浜のお祭り。シーハイイェン、スヒター、リェンリーたちの「瓜太郎」 |
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|
|
三姉妹、帰る。パレンバンの船もジャワの船も一緒に帰る。 |
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|
|
タブチの四男チヌムイ、姉の若ヌルと一緒に山南王を殺して母の敵を討つ。 |
|
|
123 |
タブチ、チルムイから山南王を殺した事を聞いて驚き、隠居して長男に八重瀬按司を譲る。 |
|
|
|
山南王がいなくなったと、息子たちが探し回る。 |
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|
|
対馬の船越にいたササは、山南王がチヌムイに斬られる場面を見て慌てる。 |
|
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124 |
タブチ、死を覚悟して山南王の遺体を島尻大里グスクに運ぶ。 |
|
|
|
タブチ、山南王の重臣、新垣大親に山南王の遺体を見せて訳を話す。 |
|
|
|
タブチ、重臣たちと会い、照屋大親からタブチが山南王になれと言われて驚く。 |
|
|
|
山南王妃が島尻大里グスクを出て、豊見グスクに行く。 |
|
|
|
タブチ、父が察度から贈られた御神刀を身に付けて、山南王になる決意を固める。 |
|
|
|
サハチ、チヌムイが山南王を殺した事を知って驚き、東方の按司たちに守りを固めさせる。 |
|
|
125 |
他魯毎、豊見グスクに来た母から父が伯父のタブチに殺されたと聞いて驚く。 |
|
|
|
首里に行ったサハチは思紹に山南王の死を知らせ、馬天ヌル、マチルギ、苗代大親を呼んで、今後の対策を練る。 |
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|
|
タブチは摩文仁大主、中座大主、山グスク大主、ナーグスク大主を島尻大里グスクに呼んで祝い酒を飲む。 |
|
|
126 |
他魯毎、瀬長按司たちに八重瀬グスクを攻めさせる。 |
|
|
|
他魯毎、島尻大里グスクに攻め寄せて、父の遺体を引き取る。 |
|
|
|
思紹のもとへ山南王妃とタブチの書状が届き、共に介入するなと書いてある。 |
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|
|
本部のテーラーが山南王妃の書状を持って今帰仁に行く。 |
|
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|
小渡ヌルがタブチの書状を持って今帰仁に行く。 |
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|
|
タブチ、東方の按司たちに長嶺グスクを攻めてくれと依頼する。 |
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|
127 |
東方の按司たち、タブチのために長嶺グスクを攻める事に決める。 |
|
|
|
八重瀬グスクを包囲している他魯毎の兵、下痢に悩ませられる。 |
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|
|
豊見グスクで山南王の葬儀が行なわれ、手登根大親の妻、ウミトゥクが行く。 |
|
|
|
他魯毎の兵が照屋グスク、糸満グスク、大グスクを攻め、タブチの兵が阿波根グスクと保栄茂グスクを攻め、東方の按司たちも長嶺グスクを攻める。 |
|
|
|
タブチ、山南王妃が王印を持ち出した事を知って慌てる。 |
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|
128 |
下痢に悩まされた長嶺按司は八重瀬グスクから撤収して長嶺グスクに戻り、東方の按司たちによってグスクに閉じ込められる。 |
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|
|
今帰仁から帰ってきたウニタキが小渡ヌルから託された山北王の書状をサハチたちに見せる。 |
|
|
|
保栄茂按司が危険だとサハチから知らせを受けた山南王妃は保栄茂按司の家族を豊見グスクに移す。 |
|
|
|
サハチ、サタルーが連れて来たクマヌの息子のサンルーと会い、若い頃のクマヌにそっくりなので驚く。 |
|
11月 |
|
明国から帰国した山南王の進貢船は照屋大親の裏切りで他魯毎が手に入れる。 |
|
|
|
正使として明国に行った李仲按司が帰って来て、他魯毎の軍師になる。 |
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|
129 |
照屋大親と糸満大親の裏切りで進貢船を奪われてタブチは物凄い剣幕で腹を立てる。 |
|
|
|
石屋のテサンから豊見グスクの抜け穴を知ったタブチは、豊見グスクに総攻撃を掛ける。 |
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|
|
タブチの作戦はテハによって敵に筒抜けで、抜け穴に入った具志頭按司の兵は全滅し、タブチの兵は敵に追われて逃げ散る。 |
|
|
|
200人もの兵を死なせてしまった事に責任を感じ、タブチは山南王になる事を諦め、八重瀬ヌルと島尻大里ヌルを連れて島尻大里グスクから出て喜屋武グスクに行く。
ナーグスク大主がタブチの後を追ってくる。 |
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|
山南王妃の兄である摩文仁大主が山南王になると言い出す。 |
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130 |
兼グスク按司がチヌムイと若ヌルを連れて島添大里グスクにサハチを訪ねる。 |
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タブチからの書状を読み、タブチが家族を連れて琉球から去る事をサハチは知る。 サハチはチヌムイに久米島に行けと勧める。 |
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|
タブチ、ナーグスク大主の娘の伊敷ヌルが他魯毎の息子を産んでいる事を知って驚く。 |
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思紹、タブチが山南王の座から下りたと聞いて幹部会議を開き、反乱を起こした東方の按司たちを東方の按司たちが退治するという形にして、八重瀬グスク、具志頭グスク、玻名グスク、米須グスク、山グスク、ナーグスクを攻め取ろうと決める。 |
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131 |
サハチとウニタキ、喜屋武グスクに行き、琉球を去るタブチたちを見送る。 喜屋武グスクには島尻大里ヌルが残る。 |
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サハチ、山南王妃に書状を送り、長嶺グスクを包囲している兵を撤収させる。 |
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李仲按司が、摩文仁大主に山南王就任の儀式をやらせて、敵の按司たちを島尻大里グスク内に閉じ込めようと言う。 |
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山南王妃、八重瀬グスクを包囲している兵を撤収させる。 |
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サハチ、新グスク按司と一緒に八重瀬按司と会い、戦をする振りをしてからグスクを開城して降参してくれと頼む。 |
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東方の按司たち、八重瀬グスクを攻める。 |
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降参するはずだった八重瀬按司は、父親とチヌムイを助けるために自分が犠牲となり、屋敷に火を付けて戦死する。 |
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132 |
島尻大里グスクで摩文仁大主の山南王就任の儀式が行なわれ、按司たちが集まる。 |
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摩文仁大主は摩文仁の名で山南王になる。 |
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島尻大里グスクは他魯毎の1000人の兵に包囲される。 |
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摩文仁は敵の総攻撃を知って、大グスク、与座グスク、新垣グスクに兵を隠していて、夜明け前に他魯毎の陣地を攻撃するが、他魯毎の陣地には誰もいない。
突然、他魯毎の兵が攻めて来て、摩文仁の兵は総崩れになってグスク内へと逃げ込む。 |
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慶留ヌルから御神刀のいわれを聞いた摩文仁は、自分の刀と交換して、察度の御神刀を腰に差す。 |
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李仲按司の作戦がうまく行って喜ぶ山南王妃は、中山王から送られてきたタブチ、八重瀬按司、チヌムイの焼けただれた首を確認する。 |
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思紹はタブチの娘婿のマタルーを八重瀬按司にして、サグルーを与那原大親に任命する。 |
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133 |
島尻大里グスクの抜け穴を見つけた摩文仁は抜け穴を使って按司たちを外に出し、包囲している他魯毎の兵たちを追い散らす。 |
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サハチ、具志頭グスクに攻め寄せ、長老の許しが出て、イハチが具志頭按司になる事に決まる。
イハチの妻のチミーは城下の人たちに大歓迎される。
長老はサミガー大主を知っていて、サミガー大主の曽孫のイハチが按司になる事を喜ぶ。 |
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島尻大里グスクで摩文仁が戦勝祝いの宴を開き、抜け穴を見つけた慶留ヌルを褒める。 |
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ヤマトゥに行った交易船が一月も早く帰ってきたのでサハチは驚き、浮島に行く。
サハチはササが連れて来た医者の無精庵と会う。 |
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会同館での帰国祝いの宴で、ヤマトゥから帰って来たマグルーはマウミとの再会を喜ぶ。 |
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134 |
他魯毎は島尻大里グスクを攻めるのをやめて、糸満の港を守るために、照屋グスクと国吉グスクの間に杭を打って防壁を築き始める。 |
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李仲若按司たちが豊見グスクに逃げて誰もいなくなった李仲グスクを摩文仁按司が本拠地にする。 |
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八重瀬按司になったマタルーは家族と家臣たちを引き連れて、与那原グスクから八重瀬グスクに引っ越しをする。 |
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12月 |
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サグルーが家族を連れて与那原グスクに移り、ジルムイ、マウシ、シラーも移る。 |
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ヤマトゥから帰って来て、浦添グスクの伊祖ヌルとセーファウタキの豊玉姫に挨拶に行ったササ、シンシン、ナナも佐敷グスクから与那原グスクに引っ越しをする。 |
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サハチは東方の按司たちを率いて玻名グスクを攻める。
マウシとシラーが兵を率いて来て加わる。
ササとシンシンとナナが鎧を着て一緒に来て、ユンヌ姫も来る。 |
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サハチはササたちを連れて具志頭グスクに行く。
サミガー大主から贈られた刀の事をササに聞かれた長老は気になって刀を調べ、茎の中からサミガー大主の手紙が出てきて感動する。 |
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135 |
サハチ、ササたちを連れて、ユンヌ姫の案内で古いウタキに行く。 |
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ササ、浜川ウタキで百名姫の声を聞き、アマミキヨはアマン姫ではなく、もっと古い神様だと知る。
ササ、ヤファラチカサから南の海を見つめながら、アマミキヨが来たアマンの国を探さなくてはならないと思う。 |
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ユンヌ姫の案内で、ヤファサチムイ、ミントゥングスクに行きお祈りをする。 |
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昔、都があったという垣花森のウタキに行き、察度が浦添按司の西威を滅ぼした時、極楽寺の法会に参加していて殺されてしまった西威の従妹の玉グスクヌルの声をササは聞く。 |
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136 |
摩文仁の甥のイシムイが賀数グスクを奪い捕り、賀数按司を名乗る。 |
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テーラーは李仲按司と相談して、豊見グスクと保栄茂グスクの中程にある山の上にグスクを築き始める。 |
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イシムイは摩文仁と相談して、賀数グスクの東にある當銘蔵森と呼ばれている山にグスクを築き始める。 |
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李仲按司は島尻大里グスクの抜け穴の出口を探しているが見つける事はできない。 |
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ササたちはユンヌ姫と一緒に、古いウタキ探しに熱中している。 |
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サハチ、首里の「まるずや」で小渡ヌルと会い、島添大里グスクに連れて行く。 |
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父の越来按司を殺したのはサハチではないかと疑っている小渡ヌルに、サハチは望月党の仕業だと教える。
ササたちがやって来て、ササは小渡ヌルと再会する。 |
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鬼界島では湧川大主がヤマトゥに行った鬼界島の船が帰って来ないと気をもみ、あとの事を鬼界按司になった一名代大主に任せて、引き上げる事にする。 |
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137 |
今帰仁から帰ってきたウニタキが、湧川大主が鬼界島を攻め取った事と山北王が正月の半ば頃に南部に兵を送るようだとサハチに話す。 |
1414年 |
1月 |
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佐敷ヌル、娘のマユを連れて八重瀬グスクに行き、古い神様の話を聞いて鎮魂の祈りを捧げて、神様たちの怒りを鎮め、新年の儀式をする。 |
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ササたち、玻名グスクの陣地に来て新年の儀式をする。 |
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島尻大里グスクでは按司たちが集まって華やかな宴が続く。 |
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豊見グスクでは山南王の死を悼んで控えめな祝宴で、山南王妃は身を引くと言って他魯毎に王印を渡す。
他魯毎の妻マチルーが王妃から心構えを聞いていると、宅間之子が訪ねて来て、山南王に頼まれていた「山南志」と抜け穴の図を持ってくる。 |
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138 |
ササは八重瀬のチチーと手登根のミミと兼グスクのマサキと平田のウミをヌルにするための指導を始める。 |
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李仲按司、抜け穴の出口を塞ぎ、敵の按司たちを島尻大里グスクに閉じ込める。 |
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山グスク按司、子供の具合が悪くなって島尻大里グスクから山グスクに戻る。 |
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他魯毎、総攻撃を掛けて島尻大里グスクを包囲する。 |
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摩文仁、抜け穴の出口が塞がれた事を知って驚く。 |
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佐敷ヌルとフカマヌル、セーファウタキで儀式をして、マチは佐敷ヌルに、サチは平田フカマヌルに就任する。
佐敷ヌルも儀式を行なって、豊玉姫によって、安須森ヌルに就任する。 |
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米須グスクの城下で怪我人の治療をしていた無精庵とクレー、山グスクに連れて行かれる。 |
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山グスク按司、島尻大里グスクを包囲している他魯毎の兵を攻める。 |
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ウニタキ、慶良間の島に行って、ユーナを連れて来る。 |
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ウニタキの配下が今帰仁から来て、山北王が南部に兵を送るのが15日だとサハチに知らせる。 |
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思紹、手登根グスクに行き、前山南王妃のトゥイと会い、中山王の介入の許可を得る。 |
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139 |
奄美大島から使者が今帰仁に来て、鬼界按司たちが全滅して、御所殿が復帰していると知らせ、湧川大主はこみ上げてくる怒りを必死で堪える。 |
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首里グスクに按司たちが集まり、米須グスク、山グスク、喜屋武グスク、波平グスクを攻め取るために出陣する。 |
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山グスク按司が総攻撃を掛けて、島尻大里グスク内にいた按司たちを外に出す。 |
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新垣按司と真栄里按司は山北王の兵が来る前に総攻撃をしようと考えるが兵が集まらず諦め、生き残る道を考え始める。 |
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山北王の兵300人が糸満の港から上陸して、保栄茂グスクの北西にある座安森と呼ばれる山の上に本陣を敷く。 |
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兵を率いて来たのは諸喜田大主で、山北王の命令で、テーラーが総大将に任命される。 |
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山北王の意向は、他魯毎を山南王にさせて、その後、新たに同盟を結び、他魯毎の妹と婚約している若按司のミンを山南王の世子にする事だと聞いてテーラーは驚く。 |
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テーラー、リュウインが考えた丸太車を密かに作る。 |
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兼グスク按司、喜屋武グスクを開城するが、ヤタルー師匠が前島尻大里ヌルのマレビト神だとわかり、二人を置いて玻名グスクに来てサハチに知らせる。 |
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140 |
山北王の兵が島尻大里グスク攻めに加わる。 |
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李仲按司、抜け穴を使って李仲グスクを取り戻し、ナーグスクを開城して、伊敷ヌルと会う。
伊敷ヌルが他魯毎の子供を産んでいたので李仲按司は驚く。 |
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ウミトゥクがトゥイを島添大里グスクに連れて行き、ユーナと会い、トゥイはユーナを豊見グスクに連れて行って父親の中程大親と会わせる。 |
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イシムイ、賀数グスクから出撃して西の方に逃げて行く。 |
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早田新五郎、早田六郎次郎と愛洲次郎を連れて馬天浜に来る。
ササ、愛洲次郎をマレビト神だと思って迎える。
サハチ、馬天浜に行き、六郎次郎と再会し、愛洲次郎を歓迎する。 |
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真栄里按司、新垣按司が他魯毎に降伏する。 |
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2月 |
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首里グスクのお祭り。お芝居は安須森ヌルの新作「豊玉姫」と旅芸人の「察度」 |
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ササたち、愛洲次郎たちと六郎次郎たちを連れてウタキ巡りの旅に出る。 |
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141 |
サハチ、東方の按司たちと玻名グスクを攻め落とす。 |
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思紹、奥間大親を玻名グスク按司に任命する。 |
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玻名グスクヌル、叔母を頼って八重瀬グスクに行く。 |
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142 |
島添大里グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの初作「ウナヂャラ」と旅芸人の「豊玉姫」 |
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サハチが米須グスクにいた時、無謀にも出撃して来た米須按司が戦死して、若按司はグスクを開城する。 |
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3月 |
143 |
サハチ、山グスクに行き、苗代大親から様子を聞いて、攻め落とすのは容易な事ではないと思う。
サハチ、ウニタキと会い、山グスクの大岩に登るために崖で訓練をしている「赤丸党」の者たちを見る。 |
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旅から帰って来たササたちが八重瀬に来て、サハチはササたちを玻名グスクに連れて行く。 |
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144 |
他魯毎と山北王の兵に攻められて島尻大里グスクが落城し、摩文仁が戦死する。 |
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波平大親は助かり、他魯毎から労われる。 |
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八重瀬の本陣に波平大親が来て訳を話し、思紹は波平グスクを包囲している兵を撤収させる。 |
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145 |
島尻大里グスクで与座按司、真壁按司、摩文仁按司、伊敷按司、新垣大親、真栄里大親、真壁之子、新垣之子の八人が処刑される。 |
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島尻大里グスクで他魯毎の山南王就任の儀式が行なわれる。 |
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次男の兼グスク按司が豊見グスク按司になり、四男のシルムイが阿波根グスクに入り、阿波根按司になる。 |
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伊敷グスクは李仲按司が管理する事となり、山北王の兵たちが夏まで滞在する。 |
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ササたち、山グスクに来て、近くの海岸でミャークのウタキを見つける。 |
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山グスクの下のグスクが落城する。 |
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146 |
ササたち、泊に行ってミャークの事を調べ、首里グスクに行って安謝大親からミャークの事を聞く。 |
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山グスクの上のグスクも落城するが、勝連の若按司が戦死する。 |
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思紹、サハチと一緒に山グスクに行き、サグルーを山グスク大親に任命して、今帰仁攻めのための訓練をさせる事に決める。 |
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4月 |
147 |
一月遅れの久高島参詣が行なわれ、小渡ヌルが久高ヌルを継ぐ。 |
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大里ヌル、初めて朝日を見て感動する。 |
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148 |
山北王、沖の郡島(古宇利島)に行って、先月に会って一目惚れしたクーイの若ヌルと会い、今帰仁に連れて行く。 |
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サハチ、与那原グスクに行き、与那原大親になったマウーと会う。 |
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佐敷グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「馬天ヌル」と旅芸人の「小松の中将様」 |
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湧川大主の妻が倒れたため、鬼界島攻めが延期になったとサハチはウニタキから聞く。 |
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喜屋武ヌルになった前島尻大里ヌルが玻名グスクヌルと一緒に戦死した兵たちを供養して回る。 |
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149 |
張三豊、運玉森ヌルを連れて山グスクに行く。
ササは運玉森ヌルを継げと運玉森ヌルから言われる。 |
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ササたち、弟子たちを連れてセーファウタキに行き、喜屋武ヌル、玻名グスクヌル、慶留ヌルと出会う。
ササの運玉森ヌル就任の儀式に喜屋武ヌル、玻名グスクヌル、慶留ヌルも参加する。
豊玉姫によってササは運玉森ヌルに就任する。 |
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ササたち、喜屋武ヌル、玻名グスクヌル、慶留ヌルを連れてアマン姫に挨拶に行くとアマン姫は玻名グスクヌルの勾玉を見て驚く。
アマン姫は玻名グスクヌルにシヌクシヌルを継げと言う。 |
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ナナは豊玉姫とアマン姫の声が聞こえて神人になれたと大喜びする。 |
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ササたち、喜屋武ヌル、玻名グスクヌル、慶留ヌルを連れて垣花に行き、玻名グスクヌルの曽祖母の声を聞く。
シヌクシヌルは安須森ヌルにお仕えしていたヌルで、お前はシヌクシヌルを継いで安須森ヌルを助けなければならないと玻名グスクヌルは曽祖母に言われる。 |
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ササたち、玻名グスクヌルを安須森ヌルに預ける。 |
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5月 |
150 |
サハチ、ササたちと一緒に早田六郎次郎と愛洲次郎を連れて慶良間の島に行く。
ササの代わりにヤマトゥに行くタミーを連れて帰る。 |
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伊敷グスクにいた山北王の兵たちが今帰仁に帰る。 |
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中山王の進貢船が帰国。チューマチとクジルーが無事に帰る。 |
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早田新五郎と早田六郎次郎が対馬に帰る。
愛洲次郎はササと一緒に南の島を探しに行くため帰らない。
佐敷大親の次男ヤキチ、中グスク按司の長男マジルーがヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行く交易船と朝鮮に行く勝連船も船出する。 |
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首里に慈恩寺が完成する。住職は慈恩禅師。 |
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湧川大主の妻が亡くなり、鬼界島攻めは来年に延期になる。 |
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山北王はクーイの若ヌルのために沖の郡島に御殿を築き始める。 |
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6月 |
151 |
中山王の進貢船が船出。正使はサングルミー。 |
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サハチとウニタキと懐機、安須森ヌルとササたち、久米島に行く。 |
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懐機が新垣ヌルと仲良くなる。 |
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サハチたち、堂村でタブチと再会する。 |
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152 |
安須森ヌルとササたち、クイシヌと一緒にニシタキに登り、クミ姫と会う。 |
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サハチとウニタキと懐機は馬を借りて、チヌムイの案内で島内を巡る。 |
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ウニタキ、堂ヌルと仲良くなる。 |
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サハチとウニタキ、堂ヌルの案内で、ササたちと一緒にアーラタキに登る。 |
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サハチ、クイシヌと会い、一緒にニシタキに登って一節切を吹き、姿を現したスサノオとユンヌ姫とクミ姫と酒盛りを楽しむ。 |
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153 |
手登根グスクお祭りで、サハチは初めてトゥイと会い、ナーサの事を教える。 |
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7月 |
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ヌルたちの安須森参詣が行なわれる。
久高島の大里ヌルが首里に来て、何を見ても感激する。
安須森参詣に行った玻名グスクヌルが神憑りにあい、シヌクシヌルの勾玉を見つける。 |
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玻名グスクヌル、シヌクシヌルを継ぐ覚悟を決めて、張三豊のもとで修行をする。 |
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チューマチの妻、マナビーが首里グスクの御内原で娘チルギガニを産む。 |
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154 |
三姉妹の船が、パレンバンの船とジャワの船と一緒に来る。
ササたち、シーハイイェンたち、スヒターたちと再会を喜ぶ。
ソンウェイが鉄炮付きの武装船を慶良間の島に持ってくる。
サハチ、メイファンから運天泊に来ていた海賊リンジョンシェンが戦死した事を聞く。 |
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サハチたち、慶良間の島に行って、武装船に乗って鉄炮の試し撃ちをする。 |
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首里にいる油屋がリンジョンシェンの戦死を知り、山北王に知らせる。 |
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ウニタキ、今帰仁に行き、山北王の軍師リュウインと会い、酒を飲み交わす。 |
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155 |
ウニタキ、リュウインを首里に連れて来て、思紹、サハチ、懐機と会わせる。 |
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サハチとウニタキ、リュウインを山グスクに連れて行き、張三豊と会わせる。 |
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リュウインは浮島に行って久米村の役人たちと進貢船の相談をして、中山王から借りた明国の商品を山積みにした油屋の船に乗って帰る。 |
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8月 |
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与那原グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「武当山の仙人」とシーハイイェンたちの「瓜太郎」 |
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久高島の大里ヌルが島添大里グスクに来て、十五夜の儀式を執り行なう。 |
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大里ヌル、二階堂右馬助と出会い、マレビト神だとわかる。 |
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156 |
大里ヌル、右馬助を連れて久高島に帰る。 |
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旅芸人たちが慶良間の島に行き、ササたち、シーハイイェンたち、スヒターたち、リェンリーたちも一緒に行く。 |
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慶良間の島から帰って来たササから、アミーのお腹が大きくなっていると聞いてサハチは驚く。
ウニタキに相談すると、アミーに誘われて断れなかったとウニタキは白状する。 |
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具志頭按司イハチの長男、マハチが生まれる。 |
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9月 |
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ササ、ビンダキ姫に頼んで、ウムトゥ姫を呼んでもらうが、ウムトゥ姫はヤキー(マラリア)退治に忙しくて来ない。 |
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ヤマトゥに行ったユンヌ姫が帰ってきて、ヤマトゥの事とタミーの事をササに教える。 |
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ササたちを乗せた愛洲次郎の船はサシバを追って、ミャーク(宮古島)を目指して浮島を船出する。
一緒に行ったのはシンシン、ナナ、ササの弟子のチチーとウミとミミとマサキ、安須森ヌルと若ヌルのマユ、玻名グスクヌル、与那原の女子サムレーのミーカナとアヤー、愛洲次郎とその家臣たち、そして、ユンヌ姫とアキシノ。 |
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三日目の正午過ぎ、大神島に着いてササたちは上陸する。 |
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対岸の狩俣に上陸したササたちはサミガー大主を知っている老人クマラパと会う。 |
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157 |
ササたち、クマラパに連れられてクマラパの妻で女按司のマズマラーと会う。 |
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ササたちは30年前にミャークが佐田大人という倭寇にやられた事を知って驚く。 |
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ササたち、愛洲次郎の船に戻って白浜に行き、クマラパと娘タマミガの案内で与那覇グスクに行き、与那覇勢頭と会う。 |
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ササたち、与那覇勢頭と一緒に漲水ウタキに行き、漲水のウプンマと会う。 |
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ササたち、根間グスクに行き、目黒盛豊見親と会う。 |
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ササたちはクマラパの案内で野崎に行き、アコーダティ勢頭と会う。 |
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158 |
歓迎の宴の翌朝、漲水のウプンマがササたちを訪ねて来て、ウムトゥ姫の娘のウパルズが池間島にいて、狩俣の神様は琉球から来たと聞き、ササたちは漲水のウプンマと一緒に狩俣に戻る。 |
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船立ウタキ、糸数グスク跡、ウプラタスグスク跡を見て、狩俣に行き、マズマラーと一緒にウタキに入って、ササたちは狩俣の祖神マヤヌマツミガからミャークの歴史とウムトゥ姫の事を聞く。 |
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159 |
ササたち、池間島に行き、池間按司からイシャナギ島(石垣島)に行った妹マッサビの事を聞く。 |
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ササたち、ナナムイウタキでウパルズに歓迎されるが、ウパルズはクマラパを呼んで、30年前の事を責める。
クマラパは当時の事をササたちに話し、戦の後にクマラパが野城按司と高腰按司を再興した事を認めてウパルズはクマラパを許す。 |
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160 |
大嶽に登り、ササと安須森ヌルが熊野権現で鎮魂の曲を吹くと、大嶽按司の声が聞こえるが突然、大雨が降って来てガマの中に逃げる。 |
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ササたち、赤名ウタキでウパルズの孫の赤名姫と会う。 |
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ササたち、赤崎のウタキに行き、赤崎姫からアマミキヨの事を聞く。 |
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ササたち、上比屋に行きムマニャーズと会い、アキシノは初代上比屋按司だったハツネと再会する。 |
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161 |
ササたち、百名に行き、百名姫から300年前の大津波の事を聞く。 |
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ササたち、保良に行き、寿姫から、昔、保良の船が馬天浜に行って大里按司と取り引きしていたと聞いて驚く。 |
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ササたち、アラウスのウプンマと出会い、アマミキヨが上陸した砂浜に行く。
ササと安須森ヌル、アラウスのウタキで、アマミキヨの子孫の神様からアマミキヨの事を聞く。 |
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アマミキヨがミャークに来た事がわかって、ミャークに来た甲斐があったとササと安須森ヌルは感動する。 |
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ササたち、野城に行き、先代の女按司マムヤと会う。 |
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野城のお墓で初代野城按司の声を聞き、初代野城按司が琉球から逃げて来た北原按司だった事を知る。 |
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162 |
ササたち、高腰グスクに行き、ササと安須森ヌルが熊野権現で鎮魂の曲を吹くと、スサノオの声が聞こえ、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、ウパルズ、池間姫、赤崎姫、百名姫、漲水姫、赤名姫が姿を現して、一緒に酒盛りを楽しむ。 |
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ササたち、石原グスクに行き、先代の按司だったクマラパの妹チルカマと会う。 |
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ササたち、伊良部島に行き、久米島から来たトゥムと会う。
ササたち、長山ウタキでヤマトゥの神様から延々と話を聞く。 |
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163 |
ササたち、ミャークを去り、イシャナギ島(石垣島)に向かう。 |
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ササたち、来間島に行き、ウプンマの娘インミガに歓迎される。 |
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ササたち、多良間島に行き、女按司のスタタンのボウと会う。 愛洲次郎、ボウの夫のハリマから祖父の活躍を聞く。 |
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164 |
ササたち、イシャナギ島の北部の平久保に着き、平久保按司と会う。 平久保按司は愛洲次郎の祖父に命を助けられていて、恩返しができると愛洲次郎を歓迎する。 |
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165 |
ササたち、名蔵に着き、女按司のブナシルとフーツカサのマッサビとヌルたちと会う。 |
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ササたち、マッサビと一緒にノーラオンに行き、ノーラ姫と会い、スサノオがウムトゥ岳の山頂で待っている事を知る。 |
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ササたち、ウムトゥ岳に登りながら、大城のツカサと新城のツカサから、ヤキー(マラリア)によって村が全滅して、未だに村に帰れないと聞いて驚く。 |
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ササたち、ウムトゥ岳の中腹にあるナルンガーラに着き、マッサビの屋敷で一休み。 ササと安須森ヌル、マッサビに連れられてナルンガーラのウタキに行き、ウムトゥ姫と会い、ヤキーの事を聞く。 |
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166 |
ササたち、酒と料理を持ってウムトゥ岳の山頂に行き、熊野権現でササと安須森ヌルが鎮魂の曲を吹くと、ウムトゥ姫とノーラ姫、ノーラ姫の六人の子供たちが現れる。
ササたち、ウムトゥ姫とノーラ姫から異国の神様の事を聞き、ヤラブ姫からアマミキヨの事を聞く。
スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、ミナクシ、スンダレが現れ、酒盛りに加わる。
ササはノーラ姫の息子テルヒコからミズシオン(水瀬御嶽)とシィサスオン(白石御嶽)のいわれを聞く。
ササと安須森ヌルが華麗な曲を吹くとサラスワティのヴィーナが合奏する。 |
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167 |
ササと安須森ヌル、マッサビの屋敷で、石城按司が描いたサラスワティの絵を見る。 |
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ササたち、琉球から来た鍛冶屋のフーキチと会い、フーキチの師匠だったヤキチが玻名グスク按司になったと言うとフーキチは驚き、故郷に帰りたくなったと言う。 |
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ササたち、名蔵に行き、ブナシルの娘のミッチェと一緒に、シィサスオンでビシュヌと会い、ミズシオンでラクシュミと会う。 |
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ササたち、ノーラオンでノーラ姫から、サラスワティがヤラブ岳で待っていると知らされる。 |
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ササたち、熊野の山伏ガンジューの案内でヤラブ岳に向かう。 |
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168 |
ササたち、ヤラブ岳の山頂でサラスワティと会い、2000年前にアマンの国は沈んでしまったと聞いて驚く。 |
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突然、大きな雷が鳴り響いて、ササたちがガマの中に逃げ込むと、ユンヌ姫の声が聞こえて、スサノオとシヴァがヤキー退治をしていると言う。 |
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大雨がやみ、ササたちは御神崎に行き、名蔵に帰る。 |
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苦しんでいるスサノオの姿を見たササは、安須森ヌルたちと一緒にナルンガーラに行き、マッサビを連れてウタキに行き、スサノオを看病している豊玉姫を見て驚く。 |
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173 |
平田グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「ジオン」とシーハイイェンたちの「武当山の仙人」 |
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サハチ、馬天ヌルから南の島に苗代大親の娘がいると聞いて驚く。 |
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張三豊が琉球を去る事をサハチに告げ、それを聞いていた二階堂右馬助が驚く。 |
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サハチ、馬天浜に行き、サミガー大主から苗代大親とユミの事を聞く。 |
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サハチ、馬天浜のお祭りの準備をしているユリたちと会い、馬天浜のお祭りを張三豊の送別の宴にしてほしいと頼む。 |
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サハチ、苗代大親と一緒に慈恩寺に行って張三豊と会い、ユミの師匠だったウーニンの事を聞く。
苗代大親は疑問を正してくれと言って張三豊と試合をするが、その強さにサハチは驚く。 |
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10月 |
169 |
5日間寝込んでいたスサノオは快復して豊玉姫と一緒に琉球に帰る。 |
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ササたち、タキドゥン島(竹富島)に行き、先代按司のタキドゥンと会う。
タキドゥンが島添大里按司の息子で、サミガー大主も馬天ヌルも知っている事にササたちは驚く。 |
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ササたち、若ヌルのキリの案内でマイヌオンに行き、マイヌ姫から昔の話を聞く。 |
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ササたち、スサノオを送って琉球に行っていたユンヌ姫から、張三豊が琉球を去る事を聞いて驚く。 |
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170 |
ササたち、マッサビたちと別れてクン島(西表島)に行き、ユーツンで、クンダギのツカサとユーツンのツカサに歓迎される。 |
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ササたち、クン岳に登り、イリウムトゥ姫と会い、クン按司がスサノオと豊玉姫の子孫だと知る。 |
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171 |
ササたち、ユーツンの若者たちを鍛え、50本のヤマトゥの刀を贈る。 |
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ササたち、ドゥナン島(与那国島)に行き、苗代大親の娘ナーシルと会う。
クマラパは息子と娘との再会を喜ぶ。
ササはナーシルと武当拳の試合をして、ナーシルの強さを認める。 |
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ササたち、サンアイ村に行き、村人たちに歓迎される。
安須森ヌルとササはサンアイ村のツカサのユミから苗代大親との出会いを聞く。 |
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172 |
ササたちはドゥナンバラ村のツカサの案内で宇良部岳に登り、ユウナ姫と会い、昔の話を聞く。 |
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ササたち、ラッパの案内で、トゥンガン(立神岩)、サンニヌ台を見る。 |
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安須森ヌルとササ、ドゥナンバラ村のツカサから琉球に行った時の話を聞く。 |
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ササたち、ダティグ村のダティグチディでメイヤ姫と会う。 |
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安須森ヌルとササ、ダティグ村のツカサから琉球に行った時の話を聞く。 |
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ササたちがナウンニ村に行くと、ムカラーがいて、ムカラーの2人の子供もいた。 |
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174 |
サハチ、弁ヶ岳に登り、ユンヌ姫からササたちが無事にミャークに着いた事を聞く。 |
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馬天浜のお祭りに張三豊の弟子たちが集まり、盛大な張三豊の送別の宴が催される。 |
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175 |
張三豊、山グスクヌルと二階堂右馬助を連れて、三姉妹の船に乗って琉球を去る。
パレンバンの船とジャワの船も一緒に帰る。 |
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前山南王妃のトゥイ、ナーサと一緒にヤンバルの旅に出る。 |
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勝連の浜川泊で、ナーサから姪のウニョンの実の母がナーサだと聞いてトゥイは驚き、ウニョンの夫だった浜川大親は生きていて、ウニタキだと聞いて、さらに驚く。 |
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恩納岳の木地屋の屋敷に泊まり、奥間の長老の跡継ぎがサハチの息子だとナーサから聞いてトゥイは驚く。 |
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奥間に着き、長老の妻サクラが、父が奥間に来て、奥間の娘に生ませた姉だと聞いてトゥイは驚く。 サタルーと会い、サハチがヤマトゥの将軍と会ったと聞いてトゥイは驚く。 |
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176 |
トゥイたち、今帰仁に行き、研ぎ師のミヌキチと会い、マチルギが敵討ちのために武芸に励んでいた事を知る。 |
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トゥイたち、ミヌキチの娘婿の兼次大主の案内で今帰仁グスクに入り、山北王の若按司と婚約したママチーとその母親のチヨと再会する。
サタルーもトゥイと一緒に今帰仁グスクに入り、内部を観察する。 |
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トゥイ、山北王妃のマアサと再会し、姉のマティルマと義姉のマアミと涙の再会をする。 |
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11月 |
172 |
ダンヌ村のツカサから琉球に行った時の話を聞いて、ササは幼い頃に馬天浜でマッサビたちに会っていた事を思い出す。 |
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177 |
トゥイたちを密かに守っていたウニタキが来て、トゥイたちが帰って来た事を知らせ、トゥイが湧川大主と会い、若按司とも会って来たとサハチに言う。 |
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サハチ、東行法師のタムンと会い、張三豊が造った孤児院の事を聞き、タムンと一緒に我謝に行って孤児院を訪ね、我謝ヌルに孤児院は中山王が面倒を見ると言う。 |
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慶良間の島に行ったマチルギが帰って来て、アミーが産んだ娘の父親がサハチだと言って、凄い剣幕でサハチを責める。
玻名グスクを攻めていたサハチが慶良間の島に行けるわけがないと言うとマチルギは納得するが、アミーの相手は誰なのかしらと首を傾げる。 |
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旅芸人を連れて南部を巡っていたウニタキが帰り、南部の様子をサハチに教え、サハチはアミーが娘を産んだ事を話し、当分、慶良間の島には近づくなとウニタキに言う。 |
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179 |
ササたち、クブラ村に行き、ツカサに連れられてミミシウガンに登り、クブラ姫と会う。 |
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ササたち、ターカウから来た南遊斎と会い、ターカウの事や琉球に行った時の話を聞く。 |
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180 |
ササと愛洲次郎、ティンダハナタで話している最中、頭の中が真っ白になって、気がつくと浜辺に二人だけでいる。
近くにある洞窟で過ごしていたようだが、二人とも記憶がない。 |
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ササと愛洲次郎がサンアイ村に帰ると皆が2人を迎えて祝福する。
ミッチェとガンジューも立神岩の近くにある浜辺で結ばれて、皆から祝福される。 |
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ササたち、1月近く滞在したドゥナン島に別れを告げて、ターカウ(台湾の高雄)へと向かう。 |
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12月 |
178 |
島尻大里ヌルと座波ヌルが島添大里グスクに来て、山北王の若按司を盛大に迎えたいのでユリの力を借りたいと言う。
ユリは引き受け、ハルとシビーを連れて島尻大里グスクに行く。 |
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今帰仁から研ぎ師ミヌキチの次男のジルキチが来て、サハチは島添大里の研ぎ師に迎える。 |
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他魯毎の進貢船が、先代山南王の死を伝えるために船出する。 |
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手登根大親の妻ウミトゥクが次女のククを産む。 |
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山北王の若按司ミンが婚約者のママチーを連れて、島尻大里グスクに来て歓迎され、ミンは山南王の世子となる。
山南王はミンの婿入りを記念して、糸満川を「婿入り川(報得川)」と命名する。 |
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サタルーから奥間ヌルが宇座の御隠居の孫だったと聞いてサハチは驚く。 |
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中山王の進貢船、帰国。
クグルーとシタルー、マグルーとウニタル、サムレー大将の苗代之子と飯篠修理亮も無事に帰国する。 |
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島添大里グスクにお礼に来た島尻大里ヌルのマレビト神が苗代之子で、出会った二人はどこかに行く。 |
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181 |
ササたち、ターカウに着き、クマラパの案内で「宮古館」に行く。 |
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ササたち、平久保太郎と一緒に、キクチ殿と会い、キクチ殿がナナの父親、早田次郎左衛門を知っていたので、ナナは感激する。 |
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ササたち、トンドの王女アンアンと会う。
アンアンはシーハイイェン、スヒター、メイユーからササの事を聞いて知っている。 |
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ササたち、キクチ殿の娘カオルの案内で熊野権現に行き、キクチ殿の母親の五峰尼と会い、阿蘇津姫の事を聞く。
阿蘇津姫は武庫津姫、伊勢津姫、瀬織津姫とも呼ばれ、遙か昔に南の国から九州にやって来たと五峰尼が言ったので、南の国とは琉球ではないのかとササは思う。
ユンヌ姫が豊玉姫に聞きに行こうとしたら、スサノオの声がして、阿蘇津姫はスサノオの御先祖様だと言い、阿蘇津姫の勾玉を見つければ、阿蘇津姫に会えるだろうと言う。 |
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182 |
ササたち、ターカウの唐人町にある天妃宮で、神様として祀られているメイユーを見て驚く。 |
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ササたち、マカタオ族の女首長パランと会い、メイユーの事を聞くと松景寺の慶真和尚が詳しい事を知っているというので会いに行く。 |
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ササたち、慶真和尚からメイユーの活躍を聞く。 |
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慶真和尚はササたちを遊女屋に連れて行き、死んだはずの太守の妻ヂャンジャランと会わせる。 |
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183 |
ササたち、唐人町にある宮殿で暮らしているアンアンの兄の太守に歓迎される。 |
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ササたち、スサノオから勾玉は鳥を現していると聞いて驚く。 |
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184 |
ササたち、アンアンの船と一緒にトンド王国(マニラ)に行く。 |
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トンドの天妃宮にも黄金色のメイユーの像があり、トンドの王様が祀ったとアンアンが言う。 |
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ササたち、アンアンと一緒に宮殿に入り、アンアンの父の王様と会い歓迎される。 |
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歓迎の宴の時、愛洲次郎の船が海賊に狙われているとユンヌ姫が知らせ、ササたちは船に戻って、海賊たちを待ち伏せして倒す。 |
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海賊の隠れ家に行くと、海賊の首領はヂャンジャランによって殺されている。 |
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ササたち、宮古館に行き、マフニ、上比屋のツキミガ、来間島のインミガと再会する。 |
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ササたち、日本人町に行き、南遊斎の息子、小三郎に歓迎される。 |
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ササたち、弁才天堂に行き、黄金色のサラスワティ像を見る。 |
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185 |
島尻大里ヌルとどこかに行った苗代之子が首里に帰ってきて、サハチは話を聞く。 |
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サハチ、ヤマトゥに行った交易船が帰って来ないので心配して、サスカサに無事を祈ってくれと頼むと、ギリムイ姫が様子を見にヤマトゥに行ってくれる。 |
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ギリムイ姫がホアカリを連れて帰ってきて、交易船は無事に博多にいて、タミーは高橋殿に頼まれて京都に残っていると教えてくれる。 |
1415年 |
1月 |
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安須森ヌルとササと山グスクヌルはいないが、サスカサたちが頑張って各地の新年の儀式を執り行なう。 |
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トゥイが島尻大里ヌルを連れて島添大里グスクに来て、島尻大里ヌルのマレビト神は誰なのかとサハチに聞き、サハチが苗代之子の事を話すと安心する。 |
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山北王の材木屋が宜野座に拠点を造って勝連按司と取り引きを始めたため、金武按司の材木が売れなくなって困っていたので、「まるずや」で材木を買い取ってやったとウニタキがサハチに言う。 |
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今帰仁からリュウインが来て、山北王の正使として中山王の進貢船に乗って行く。
本部のテーラーも山北王のサムレー大将としてリュウインと一緒に10年振りに明国に行く。 |
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186 |
ヤマトゥに行った交易船が帰国。
早田新五郎と早田六郎次郎の船も馬天浜に着く。
佐敷大親の次男ヤキチ、中グスク按司の長男マジルー、シビーの兄クレーが帰国。 |
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サハチ、新五郎からヤマトゥの戦の事を聞く。 |
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サハチ、福寿坊が連れて来た職人たちと会う。 |
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189 |
ササたち、トンドで新年を迎え、日本人町の熊野権現で、スサノオ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、メイヤ姫、サラスワティと一緒に酒盛りを楽しむ。 |
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ギリムイ姫とホアカリがトンドまで来て、ササと安須森ヌルと会い、ササはホアカリに伊勢津姫の事を聞く。
伊勢津姫は瀬織津姫の名で各地に祀られたが、今は瀬織津姫の名は隠されて弁才天として祀られているとホアカリは言う。 |
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ササと安須森ヌル、シンシンの兄弟子シュヨンカと会い、シュミンジュンの孫だと聞いて驚く。 |
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2月 |
186 |
首里グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「ササと御台所様」 |
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サハチの次女マチルーがウニタキの長男ウニタルに嫁ぎ、ンマムイの長女マウミがサハチの五男マグルーに嫁ぐ。 |
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187 |
ウニタル夫婦、マグルー夫婦、シングルー夫婦、「まるずや」巡りの旅に出る。 |
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若夫婦たち、玻名グスクの残党に襲撃されて、ウニタキに助けられ、ウニタキから「三星党」の事を聞いて驚く。 |
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若夫婦たち、八重瀬グスクに行き、八重瀬按司に「三星党」の事を聞いたら、「三星党」の事は二度と口に出すなと言われる。 |
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若夫婦たち、兼グスクに行き、兼グスク按司からウニタキが勝連按司の息子だったと聞いて驚く。 |
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188 |
若夫婦たち、旅から帰り、マグルー夫婦が山北王に会ってきたと言って、山北王の書状をサハチに渡す。
ヤマトゥの商人たちと取り引きをする商品が足らないという山北王の頼みをサハチは引き受ける。 |
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島添大里グスクのお祭り。お芝居は「ウナヂャラ」と旅芸人の「かぐや姫」 島尻大里グスクでもお祭りをする事に決めたので、参考にするため見に来たと言ってトゥイが島尻大里ヌルと一緒に来る。 |
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3月 |
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ウニタキ、今帰仁のお祭りに参加するため旅芸人たちを連れて今帰仁に行く。 |
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中山王の久高島参詣。 |
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山南王の弟、シルムイ(阿波根按司)が糸数按司の娘マクミを嫁に迎える。 |
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丸太引きのお祭りでシンシンの代わりを務めたファイリンが優勝する。 |
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4月 |
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ウニタキが帰って来て、湧川大主が鬼界島攻めに行った事、名護按司が亡くなった事、新しい海賊が運天泊に来た事をサハチに知らせる。
サハチは懐機が考えた「尚巴志」という名で進貢船を送る事になったとウニタキに言う。 |
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190 |
ササたち、アンアンの船を連れて、ミャークの船と一緒にパティローマ島(波照間島)に行く。
ドゥナン島のラッパとフー母娘、アックとユナパ母娘が、琉球に行くためにササたちを待っていて再会を喜ぶ。 |
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ササたち、ブドゥマイ村の古いウタキでパティローマ姫と会い、豊姫の事を聞き、佐田大人に滅ぼされた村の事を聞く。 |
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マシュク村のヌルが琉球に行ってサングルミーと出会い、娘を産んだ事を知ってササたちは驚く。 |
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191 |
湧川大主、琉球に来ていた鬼界島の船を永良部島沖で沈めて、奄美大島の万屋に着く。 |
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奄美按司に造らせた万屋グスクで、湧川大主はマジニとの再会を喜ぶ。 |
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湧川大主、鬼界島を攻めるが、敵の反撃に遭って上陸できずに万屋に引き上げる。 |
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湧川大主が静めた船は石を積んだ船で、琉球に行った船は無事に帰ってきたとキキャ姫が島ヌルのミキに言って楽しそうに笑う。 |
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192 |
佐敷グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「佐敷按司」と旅芸人の「豊玉姫」 |
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5月 |
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ナツがサハチの七女、ハナを産む。 |
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豊見グスクのハーリーで苗代之子が乗った中山王の龍舟が優勝する。 |
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島尻大里グスクで初めてのお祭りが行なわれ、女子サムレーたちを連れて見に行ったサハチは兼グスク按司と会い、兼グスクの女子サムレーの隊長フニと会う。 |
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サハチはフニを連れて首里に行き、フニはマチルギとの再会を喜ぶ。 |
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早田新五郎と早田六郎次郎、対馬に帰る。
苗代之子の長男サジルー、ウニタキの次男マサンルーがクレーと一緒にヤマトゥに行く。
ヤマトゥに行く交易船と朝鮮に行く勝連船が船出。
タミーを心配して越来ヌルが今年も行き、トゥイとナーサがマアサと4人の女子サムレーを連れて行く。 |
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サハチが世子尚巴志の名前で送る進貢船が船出し、平田のサングルー、中グスク按司の長男のマジルー、佐敷のシングルーとヤキチの兄弟が唐旅に出る。 |
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193 |
首里の武術道場で武科挙を行なう。 |
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サハチ、弁ヶ岳に登り、ユンヌ姫からササたちが無事に帰ってくる事を知らされる。 |
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ササたち、ミャークの船とトンドの船を連れて帰国する。 |
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誰も来ないと寂しい思いをしていた玻名グスクヌルに鍛冶屋のサキチが現れる。 |
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ドゥナン島のナーシルは父親の苗代大親と会う。 |
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パティローマ島のペプチとサンクルはサングルミーと会う。 |
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サハチとウニタキ、兼グスク按司から真喜屋之子の事を聞く。 |
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194 |
南の島の人たち、首里に行って中山王思紹と会う。 |
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ササたち、セーファウタキに行き、豊玉姫から瀬織津姫の妹の知念姫が瀬織津姫の勾玉を玉グスクに祀ったと聞く。 |
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ササたち、玉グスクに行き、玉グスクヌルに古い勾玉を見せてもらうが瀬織津姫の勾玉はない。
ササたち、玉グスクヌルと一緒に玉グスクのアマツヅウタキでお祈りをするが神様の声は聞こえない。 |
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ササたち、垣花に行って垣花ヌルに古い勾玉を見せてもらうが瀬織津姫の勾玉はない。 |
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ササたち、知念に行き、知念ヌルと波田真ヌルと会い、今まで誰も身に付けられなかった「試練の勾玉」をササが身に付け、知念グスクのウタキでお祈りをすると知念姫の声が聞こえる。
知念姫はササが試練の勾玉を身に付けているのに驚き、ササの祖母は瀬織津姫の子孫に違いないと言って、ヤマトゥに行って瀬織津姫に会ってこいと言う。 |
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195 |
ササたち、浮島に行き、ヒューガから母親の事を聞き、ササの祖母は阿波の国の大粟神社の巫女の娘だと知る。 |
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クマラパは妹チルカマを連れて、サミガー大主と一緒に津堅島に行き、島の人たちに歓迎される。 |
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フーキチは玻名グスクに行って、玻名グスク按司になったヤキチと再会する。 |
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サハチは兼グスク按司と一緒に慈恩寺に行って真喜屋之子と会って話を聞く。 |
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龍天閣で思紹と話をしていたタキドゥン按司が、祖父が大事にしていた小刀を持っていたのでサハチは驚く。 |
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サハチはタキドゥン按司を連れて島添大里グスクに帰り、昔の話を聞く。 |
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安須森ヌルから「英祖の宝刀」の中の一つ、小太刀がミャークにあったと聞いて、サハチは見つかってよかったと喜ぶ。 |
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6月 |
196 |
ササたちと安須森ヌル、アンアンたちと南の島のヌルたちを連れて久高島に行く。 |
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島添大里グスクに来たクマラパから祖父カルーの事を聞いてナツは驚く。 |
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ウニタキ、真喜屋之子の事を調べるために今帰仁に行く。 |
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行方知れずだった玻名グスクヌルが奥間のミワを連れて島添大里グスクに帰って来る。
ミワはサハチを見て、思わず、お父さんと呼んでしまい、それを聞いていた安須森ヌルたちは唖然とする。 |
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マチルギがやって来て、刀を振り回してサハチを追うお芝居をして、物見櫓の上で、サタルーを守るためにウナイ神として妹が必要だったのよ、とサハチに言う。 |
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愛洲ジルーの船に乗ってササたちは瀬織津姫に会うためにヤマトゥに行く。
ササは4人の弟子と安須森ヌルの娘のマユ、フカマヌルの娘のウニチル、奥間ヌルの娘のミワ、辺戸村のカミーも連れて行く。 |
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山南王の進貢船が帰国し、冊封使が7月の半ば頃に来るだろうと中山王に伝える。 |
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ウニタキが帰って来て、真喜屋之子の兄が材木屋の主人のナコータルーだと教える。 |
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手登根グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「サスカサ」と旅芸人たちの「馬天ヌル」 |
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206 |
湧川大主が山北王に依頼した援軍が鬼界島に来る。 |
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湧川大主、二度目の総攻撃を掛けるが、敵の罠にはまって多くの戦死者を出し、御所殿を倒す事ができずに引き上げる。 |
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惨めな負け戦に湧川大主は酒に溺れる。 |
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7月 |
196 |
ヌルたちの安須森参詣。南の島のヌルたちもアンアンたちも参加する。 |
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久高島の大里ヌル、二階堂右馬助の娘を産む。 |
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199 |
ササたち、八代に着き、阿蘇山に登るが、瀬織津姫の声は聞こえない。 |
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ササたち、豊玉姫のお墓に行って、玉依姫に瀬織津姫の事を聞くと、瀬織津姫は武庫山(六甲山)か、那智の滝か、伊勢の神宮か、天川の弁才天社か、富士山にいると言い、武庫山に行ったら真名井御前と会えと言う。 |
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ササたち、上関に行き、村上あやと再会して、一緒に那智の滝に行き、覚林坊と出会い、覚林坊の案内で天川の弁才天社に向かう。 |
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197 |
安須森参詣から帰って来た安須森ヌルが、サスカサが今帰仁若ヌルと勢理客若ヌルに武当拳を教え、佐敷ヌルと平田ヌルが仲間はずれにされていたクーイの若ヌルと仲良くなったとサハチに言う。 |
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パレンバンの船とジャワの船が来て、張三豊が三姉妹と一緒にムラカに行ったと知らせる。
シーハイイェンたちとスヒターたち、ササがいないとがっかりするが、アンアンがいたので驚き、再会を喜ぶ。
トンドから来ていたシュヨンカは祖父のシュミンジュンとの再会を喜ぶ。 |
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サハチは懐機と一緒に李仲按司と会い、冊封使の接待について中山王と山南王の分担を決める。 |
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冊封使の船が2隻、浮島に来て、山南王の重臣たちと久米村の役人たちに迎えられて天使館に入る。 |
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島添大里グスクに永楽帝の娘のリーポー姫が来て、サハチと会う。 |
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サハチは歓迎の宴を開いて、懐機とウニタキも呼んで、リーポー姫と一緒に来た張三豊の弟子のチウヨンフォン、宦官のチャイシャン、通事のツイイーから話を聞く。 |
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198 |
サハチ、チウヨンフォンを連れて慈恩寺に行き、シュミンジュンと会わせる。 |
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8月 |
199 |
ササたち、山奥にある天川の弁才天社に着き、役行者像の前でお祈りするとマサキの勾玉を見た役行者が声を掛けて来る。
マサキの勾玉は役行者が琉球に行った時に真玉添にいた沢岻ヌルに贈った物だと言うのでササたちは驚く。
役行者は瀬織津姫の声を聞いたのは武庫山と富士山だったと言う。 |
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ササたち、愛洲次郎の故郷、五ヶ所浦に行き、次郎の父、愛洲隼人に歓迎されるが、次郎の妻と子に会って、ササは後ろめたい気持ちになる。 |
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ササたち、次郎の案内で伊勢の神宮に行くが瀬織津姫の声は聞こえず、ホアカリとトヨウケ姫に挨拶をして五ヶ所浦に戻る。 |
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ササたち、愛洲次郎の船に乗って富士山に向かう。 |
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198 |
豊見グスクで諭祭の儀式と諭祭の宴が行なわれる。 |
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与那原グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「女海賊」、旅芸人たちの「ウナヂャラ」、シーハイイェンたちの「瓜太郎」 |
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安須森ヌルと一緒に島尻大里グスクに滞在して冊封の宴の準備を手伝っていたサハチは、照屋大親と酒を飲んで打ち解け、中程大親からアミーとユーナを助けてくれたお礼を言われ、小禄按司と瀬長按司からは娘をサハチの息子に嫁がせたいと言われる。 |
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島尻大里グスクで他魯毎の冊封の儀式と冊封の宴が行なわれる。 |
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リーポー姫たち、シーハイイェンたち、スヒターたち、アンアンたちが山南王に会うために島尻大里グスクに来て、他魯毎に歓迎される。 |
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島尻大里グスクからの帰りにリーポー姫を狙う連中の襲撃があるが、チャイシャンの配下の者たちが倒す。 |
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王女たちが首里グスクの龍天閣で中山王思紹と会う。 |
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206 |
湧川大主、マジニのお陰で立ち直り、鬼界島攻めを中止にする。
山北王の弟という身分をやめて自分らしく生きようと決めたと湧川大主はマジニに言う。 |
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199 |
首里グスクで冊封使を迎えて中秋の宴が催され、島添大里グスクでは十五夜の宴が催される。 |
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ササたち、富士山の北側に回って浅間大神神社があったという樹海の中に入って行き、瀬織津姫の声を聞く。
ササたちは瀬織津姫から昔の話を聞くが、富士山の大噴火で瀬織津姫が造った都が埋まってしまい、都の人たちを助けられなかった事を未だに悔やんでいて黙り込んでしまう。
ササたちは樹海から出て精進湖から富士山の上に出ている満月を見上げ、瀬織津姫は月の神様だったのだと思う。 |
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200 |
精進湖で焚き火を囲んで祝杯を挙げ、ササが鎮魂の曲を吹くと瀬織津姫と役行者が現れ、密かにササの後を付けてきたスサノオ、玉依姫、ホアカリ、トヨウケ姫が現れ、ユンヌ姫、アキシノ、赤名姫、メイヤ姫も現れる。
ササたち、瀬織津姫から阿蘇山から富士山まで来たいきさつを聞き、娘の阿波津姫の事も聞く。 |
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ササたち、五ヶ所浦に戻り、愛洲次郎たちと村上あやと別れて、覚林坊の案内で京都に向かう。 |
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ササたちが高橋殿の屋敷に行ったら、高橋殿は驚いてササたちを迎える。
ササたち、タミーと会って話を聞く。
御台所様がお忍びで高橋殿の屋敷に来て、ササとの再会を喜ぶ。 |
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201 |
ササたち、御台所様と高橋殿と一緒に箕面の大滝に行き、役行者と会い、スサノオが瀬織津姫を連れてサラスワティに会いに行ったと聞く。 |
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ササたち、広田神社の元宮で瀬織津姫の娘の武庫津姫と会い、真名井御前が神呪寺でササを待っていると武庫津姫は言う。 |
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ササたちが女神山の山頂でお祈りすると、トヨウケ姫とユンヌ姫の声が聞こえ、広田神社の奥の宮に行ってきたと言う。 |
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ササたち、神呪寺の奥の院で真名井御前と会い、真名井御前が空海と出会って厳しい修行を積んで、神呪寺を建てて、瀬織津姫の名前を広めた事を聞く。
ササは真名井御前に頼まれて鎮魂の曲を吹く。 |
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9月 |
202 |
ササたち、高橋殿と御台所様のお陰で、浜の南宮の秘宝である如意宝珠を見る。 |
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ササたち、細川家の船に乗って阿波の勝瑞にある守護所に行き、守護代の武田修理亮に歓迎される。 |
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ササたち、八倉比売神社に行き、奥の宮がある気延山に登り、アイラ姫と会い、若き日の父の事を聞いて、父が彫ったアイラ姫の神像を見る。 |
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ササたち、大粟神社に行き、隠居させられた宮司の姉ウメと会い、父の事を聞く。 |
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ササはウメと一緒に祖母のお墓に行って祖母と話し、祖母はユンヌ姫と一緒にヒューガに会いに琉球に行く。 |
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ササたち、大粟山の山頂に登り、阿波津姫と会って昔の話を聞き、大三島に酒好きの伊予津姫がいると聞いて、ササは帰りに大三島に寄って行こうと決める。 |
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203 |
ササたち、勝瑞に戻り、船に乗って住吉大社に行き、奈良を目指す。 |
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ササたち、三輪山の宿坊で銘酒「菩提泉」を御馳走になる。 |
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ササたち、大神神社の三つ鳥居の前でサルヒコの声を聞き、タミーがスクナヒコの子孫だとわかり、ササはスクナヒコの事をサルヒコから聞く。
ササたち、玉依姫の跡を継いだ豊姫がアイラ姫の孫娘だと聞いて驚く。 |
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ササたち、豊姫のお墓に行って、豊姫と会い、豊姫が広田神社を創建したいきさつを聞く。 |
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ササたち、生駒神社に行き、伊古麻津姫と会い、昔の話を聞く。 |
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ササたち、役行者が開いた千光寺に行き、菊の花を眺めながら菊酒を御馳走になる。 |
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204 |
首里グスクで冊封使を招待して重陽の宴が行なわれる。 |
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サハチが島添大里グスクに帰ると、リーポー姫を好きになったウリーが恋の病に罹っている。 |
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サハチ、ウリーを平田グスクのお祭りに連れて行きリーポー姫と会わせる。 |
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平田グスクのお祭り。お芝居は「女海賊」、旅芸人たちの「ウナヂャラ」、シーハイイェンたちの「瓜太郎」 |
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ヒューガ、ユンヌ姫が連れて来た母と兄妹たちと馬天ヌルを通して話をする。 |
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ミャークの船が帰国する。
ユンヌ姫と赤名姫がミャークの船を先導する。 |
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リーポー姫たち、シーハイイェンたち、スヒターたち、アンアンたち、山北王に会うためにヒューガの船に乗って名護に向かう。 |
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205 |
名護に着いた王女たち、名護按司に歓迎され、長老の松堂が明国の言葉を話したので驚く。 王女たちと一緒に行った兼グスク按司は、松堂から山北王の使者として明国に行った話を聞く。 |
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兼グスク按司、王女たちを連れて轟の滝に行き、松堂の屋敷で朝食を御馳走になる。 |
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王女たち、羽地に行き、羽地按司に歓迎され昼食を御馳走になる。 |
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王女たち、今帰仁に着き、勢理客ヌルの出迎えで天使館に入り、翌日、今帰仁グスクに入って、山北王と会う。 |
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王女たちと会った山北王は、そろそろ首里を攻め取る時期が来たのかもしれないと思い、首里攻めの作戦を練るのに熱中する。 |
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206 |
ミャークから帰ったユンヌ姫が、ミャークの船が無事に着いた事と台風が来る事をサハチに告げる。 |
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鬼界島に行ったユンヌ姫は娘のキキャ姫に台風の事を教え、赤名姫は佐田大人の船を破壊したやり方を教える。 |
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鬼界島に台風が来て、山北王の船4隻が座礁して、1隻は完全に横倒しになってしまい、湧川大主は嘆き、マジニは天罰が下ったと思う。 |
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キキャ姫はユンヌ姫と赤名姫と一緒にヤマトゥに行く。 |
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207 |
ササたち、京都に戻り、交易船の使者たちの行列に参加して、御所に入る。 |
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トゥイとナーサはヤマトゥの着物を着て、飽きもせずに毎日、都見物を楽しんでいる。 |
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208 |
王女たち、クンの案内で国頭に行き、国頭按司に歓迎される。 |
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兼グスク按司、喜如嘉の長老から千代松の事を聞く。 |
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国頭の「まるずや」で真喜屋之子がサンルータの妻だったクミと会い、ウニタキは隠れて話を聞いている。 |
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山北王の正使リュウインを乗せて行った中山王の進貢船が帰国。 |
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会同館の帰国祝いの宴で、サハチはテーラーから、リュウインが永楽帝に仕える事になって帰って来ない事を聞く。
サハチはテーラーから真喜屋之子の事を聞く。 |
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10月 |
207 |
ササたち、京都を去り、一文字屋の船に乗って因島で村上あやと再会して一緒に大三島に行く。 |
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大三島であやの弟子の大祝の娘のサヨと会い、サヨの案内でササたちは大山積神社を参拝する。 |
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宿坊に入ったササたちはサヨの父の大祝と姉の大巫女ウキと会い、ウキから大山積神社の歴史を聞く。 |
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ウキの案内で、ササたちは入り日の滝に行き、伊予津姫と会う。 |
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伊予津姫はシンシンの勾玉を見て驚き、その勾玉は娘の吉備津姫がなくした勾玉だと言う。 |
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アキシノが勾玉の事を説明して、海で遭難して亡くなったと思っていた吉備津姫は楚の国に行って子孫を残したに違いないと伊予津姫は言う。 |
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酒と料理を用意して、入り日の滝でササが笛を吹くと、ユンヌ姫、赤名姫、キキャ姫、アイラ姫、アキシノ、トヨウケ姫が現れる。 |
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若ヌルたちも神様の姿を見る事ができ、ウニチルとミワも神様の声が聞こえ、姿を見る事ができるようになる。 |
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伊予津姫が娘の安芸津姫とアイラ姫の娘のミシマ姫とムナカタ姫を連れて現れ、ヴィーナの調べが聞こえてきて、スサノオと瀬織津姫、サラスワティが現れ、楽しい酒盛りが始まる。 |
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209 |
王女たち、油屋の船に乗って、無事に浮島に帰ってくる。 |
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今帰仁に帰ったテーラーが、冊封使の船に乗せるためにリュウインの家族を連れて来る。
テーラーはリュウインを明国に置いて来た事で山北王に怒られていた。 |
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兼グスク按司が松堂夫婦をサハチに紹介し、サハチは会同館で歓迎の宴を開いて、松堂から話を聞く。 |
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松堂夫婦と一緒に来たクチャとスミは島添大里グスクに行き、マナビーとの再会を喜ぶ。 |
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王女たちを守っていたウニタキから、クーイヌルがマチルギの従姉だと聞いてサハチは驚き、クーイの若ヌルは助けなければならないと思う。 |
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島尻大里グスクで、冊封使たちを招待して餞別の宴が行なわれる。 |
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馬天浜で張三豊を偲ぶお祭りが行なわれ、パレンバン、ジャワ、トンドの人たちの送別の宴も兼ね、大勢の人たちが浜辺に集まって酒盛りを楽しむ。 |
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パレンバン、ジャワ、トンドの船が帰る。 |
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210 |
先代の山南王の命日に豊見グスクで法要が行なわれ、島尻大里ヌルが大きなお腹で現れて、城下の人たちに祝福される。 |
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島添大里グスクで娘たちの武当拳の試合が行なわれ、決勝戦でリーポー姫とサスカサが引き分ける。
クチャとスミは試合を見て、武当拳を身に付けたいと思い、ここで修行をする決心をする。 |
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冊封使の船に乗ってリーポー姫たちが帰る。
冊封使の船と一緒に、サングルミーを正使とした中山王の進貢船も船出する。 |
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首里の城下の入り口に完成したジクー寺で、中山王の幹部たちが集まり、来年の今帰仁攻めの相談をする。
マチルギは今帰仁を攻めたらマナビーとマウミが悲しむと言い、懐機は大義名分が必要だと言う。
琉球を統一するためには山北王は倒さなければならないと思紹は言い、4月の予定で準備をしておこうと言う。 |
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11月 |
211 |
島尻大里ヌルが跡継ぎの娘を産む。 |
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サハチ、材木屋のナコータルーと浮島で会い、娘のマルを島添大里のミーグスクに連れて行き、マナビーと会わせる。 |
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ナコータルーが島添大里グスクに来て、サハチは物見櫓の上で真喜屋之子の事を話す。
物見櫓の材木が傷んでいるとナコータルーに言われ、サハチは建て直す事にする。 |
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サハチは首里の遊女屋「喜羅摩」でナコータルーと真喜屋之子を会わせる。 |
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進貢船の準備のため首里にいたサハチが油屋の娘のユラを連れて島添大里グスクに帰ると、ハルとシビーが千代松の事を調べにヤンバルに行きたいと言い出す。 |
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ユラは「志慶真のウトゥタル」の台本を書いていて、安須森ヌルに認められる。
女子サムレーのシジマが志慶真のウトゥタルの事に詳しいのでユラは驚き、ハルとシビーと一緒にウトゥタルの話を聞く。 |
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12月 |
212 |
湧川大主が鬼界島から帰って来るので、ウニタキは今帰仁に行く。 |
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国頭按司の材木を運んで来たサタルーが島添大里グスクに来たので、サハチは松堂夫婦を送って行ってくれと頼む。 |
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サタルーは松堂夫婦、ハルとシビー、女子サムレーのシジマとユーナ、ウニタル夫婦、油屋のユラを連れてヤンバルに帰る。
クチャとスミは武当拳を身につけるためにミーグスクに残る。 |
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ハルたち、国頭に着き、喜如嘉の長老から千代松と志慶真のウトゥタルの話を聞き、ウトゥタルに会った事があるという屋嘉比のお婆と会う。
屋嘉比のお婆の話を聞いて、シジマは幼い頃を思い出し、シジマは志慶真ヌルを継ぐ正当な血筋で、ウトゥタルの血を引いているだけでなく、初代の今帰仁ヌルだったアキシノの血を引いているとお婆は言う。 |
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奥間に行って、ユーナからシジマの知っている昔話はあまりに多すぎると言われ、もしかしたら神様になった祖母の声を聞いていたのかもしれないとシジマは思う。 |
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ハルたち親泊に行ってウトゥタルのお墓を探し、シジマが祖母の声を聞き、ウトゥタルの声も聞く。
ウトゥタルはシジマに志慶真ヌルを継げと言うが、時期が早いのでもう少し待てと言う。
シジマはハルとユラに頼まれて、ウトゥタルから湧川按司の事や本部大主の事を聞く。 |
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213 |
湧川大主、鬼界島を攻め取らずに運天泊に帰る。 |
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湧川大主、今帰仁グスクに行き、山北王に怒鳴られて今帰仁に屋敷に帰る。
湧川大主、娘のチルーがお芝居に熱中していると聞いて呆れる。 |
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湧川大主、鬼界島攻めで戦死した家族を回って頭を下げる。 |
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湧川大主、運天泊に帰り、配下の割目之子から留守中の出来事を聞き、リュウインが明国から帰らないと聞いて驚く。 |
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湧川大主、戦死した配下の家族を回って頭を下げる。 |
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湧川大主、羽地グスクに行き、義弟の羽地按司に詫びる。 |
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湧川大主、国頭に行き、叔父の国頭按司に今後の事を説明し、側室のクルキから王女たちが来た事と油屋のユラが南部の娘たちを連れてきた事を聞く。 |
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214 |
ハルたちがヤンバルから帰り、シジマが神人になったとサハチに言う。 |
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今帰仁から帰って来たウニタキから、湧川大主が鬼界島攻めに失敗した事を聞く。
ウニタキが真喜屋之子を使うと言うので、サハチはウニタキに任せる。 |
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真喜屋之子、旅芸人たちと一緒にヤンバルに行く。 |
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中山王の進貢船が帰国。
国子監に留学していたファイテとジルークが帰る。 |
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会同館の帰国祝いの宴でサハチはファイテとジルークから話を聞く。 |
1416年 |
1月 |
215 |
新年の儀式も無事に済んだ3日の夕方、首里グスクの龍天閣で身内だけのお祝いの宴が開かれ、集まった幹部たちは今帰仁攻めの作戦を練る。 |
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山北王は沖の郡島に行き、クーイの若ヌルと新年を祝い、今年は中山王を攻めると言う。 |
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216 |
ファイテとミヨン、ジルークとミカ、琉球を知るためにウニタルとマチルーを連れて旅に出る。 |
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油屋のユラが今帰仁のお祭りの準備のため今帰仁に行く。
クチャとスミも一緒に名護に帰る。 |
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ユラ、今帰仁に着き、グスク内にある芝居小屋に行き、「志慶真のウトゥタル」の台本を披露して皆に喜ばれる。 |
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ユラが奥間ヌルの娘の父親が島添大里按司だという噂が流れたという話をして、それを聞いていたクンが山北王に話すと急に顔色が変わって怒りだし、諸喜田大主を呼ぶと、奥間を攻め滅ぼせと命じる。
諸喜田大主は耳を疑い、山北王を思い留めさせようとするが何を言っても耳を貸さず、仕方なく引き受ける。 |
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諸喜田大主は並里大主と仲宗根大主と一緒に内密に奥間攻めの準備をするが、奥間の鍛冶屋に知られ、鍛冶屋はすぐに奥間に行って長老に知らせる。 |
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奥間の長老は奥間ヌルとサタルーを呼んで相談し、奥間ヌルはアカマルのウタキに入って神様のお告げを聞く。
初代奥間ヌルのヤクムは民を守れ、新しい奥間を造ればいいと言い、シチャラヌルは中山王が攻めてくるので、逃げなさいと言う。
奥間ヌルはサハチと一緒に過ごした時、琉球を統一するのが俺の夢だと言ったサハチの言葉を思い出し、サハチの夢に奥間の存亡を懸けようと決心を固める。 |
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奥間ヌルは村人たちを全員、避難させる。 |
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217 |
諸喜田大主たち、誰もいなくなった奥間村を焼き払う。 |
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愛洲次郎の船に乗っていたササ、奄美大島沖で奥間が燃えている場面を見る。 |
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サタルー、赤丸党を連れて、奥間村が炎上した噂を広める。 |
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サハチ、ウニタキから奥間炎上を聞いて驚き、首里に行って思紹に知らせ、「まるずや」の裏の屋敷で幹部会議を開く。 |
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ウニタキは奥間大親と一緒に奥間に向かう。 |
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奥間に着いたウニタキと奥間大親は焼け跡を見て愕然となり、村人たちが避難している辺土名に行き、奥間ヌルと会う。
ウニタキは奥間ヌルから、奥間が各地に贈った側室たちの記録を見せてもらう。 |
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奥間沖に交易船が来て、ササたちが辺土名に上陸してきて、朝鮮の李芸を連れて来たとウニタキに言う。 |
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ササたち、奥間の避難民たちの年寄り子供を浮島に連れて行く。 |
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運天泊にいた湧川大主は奥間炎上を聞いて、兄貴がとうとうやっちまったかと嘆く。 |
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218 |
ヤマトゥに行った交易船が李芸が乗っている朝鮮船とササたちが乗っている愛洲次郎の船を連れて浮島に帰る。
早田新五郎と早田六郎次郎の船も馬天浜に着き、朝鮮に行った勝連船も勝連に着く。 |
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サハチ、浮島の那覇館に行き、李芸と早田五郎左衛門と再会する。 |
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サハチ、那覇館の別館にいる奥間の避難民たちを見舞い、奥間大親から奥間の様子を聞く。 |
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サハチ、マチルギと一緒に歓迎の宴の準備を手伝っていたササから旅の話を聞く。 |
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安須森ヌルがササにシジマの事を話すと、アキシノの声が聞こえ、サハチたちは外に出て、アキシノから、志慶真ヌルの寿命がもうすぐ尽きるので、その後、シジマが志慶真ヌルを継げばいいと言われる。
サハチがアキシノに、中山王が山北王を滅ぼしても大丈夫かと聞くと、マチルギはわたしの子孫だから、マチルギの息子が今帰仁按司を継げば何の問題もないと言ったので、マチルギもサハチたちも驚く。
マチルギはサハチに出会う前、祖父の敵を討つために、剣術に夢中になっていた時、「あなたの息子が今帰仁按司を継ぐのよ」と言う神様の声を聞いたのを思い出し、空を見上げて感謝を込めて両手を合わせる。 |
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219 |
思紹、首里に来た李芸と五郎左衛門と会い、五郎左衛門との再会を喜び、カンスケを朝鮮担当奉行に任じて李芸の被慮人探しを助けるように命じる。 |
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サハチ、馬天浜に行き、早田新五郎と早田六郎次郎と会う。 |
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ササたち、タミーと一緒に須久名森に行き、タミーの案内で古いウタキを見つける。 |
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ササたち、スクニヤ姫と会い、スクナヒコと会って話を聞く。 |
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ササたち、セーファウタキに行き、豊玉姫から、スサノオが瀬織津姫を連れて来て、古い神様たちが大勢集まったと聞く。
ササ、豊玉姫からスクナヒコの事を聞く。 |
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タミーは儀式を行なって豊玉姫によって須久名森ヌルに就任する。 |
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ササたち、知念に行き知念姫にお礼を言って、借りていた勾玉を知念ヌルに返す。 |
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「玉グスクに来て」という瀬織津姫の声が聞こえ、ササたちが玉グスクに行き、アマツヅウタキでお祈りをすると、「わたしが身に付けていた勾玉を贈るわ」と瀬織津姫の声がして、ウタキの中から大きな勾玉が飛び出して来て、ササの首にぶら下がる。 |
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須久名森でササの笛を聞かせてと瀬織津姫が言ったので、ササたちは須久名森に行き、ササと安須森ヌルは鎮魂の曲を吹いてスクナヒコの深い心の傷を癒やす。 |
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220 |
首里の「まるずや」の裏の屋敷で4度目の幹部会議が開かれ、ササとサタルーも加わる。 奥間が焼かれて、国頭按司、羽地按司、名護按司も怒っているとウニタキが知らせる。
奥間のためにも早い内に今帰仁を攻めたいと思紹は言うが、安須森ヌルはユラのために今帰仁のお祭りはやらせてあげたいと言い、ヒューガも3月ではまだ船が出せないかもしれないと言うので、出陣は4月1日に決まる。 |
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李芸は若狭町の遊女屋「松風楼」の女将と会って朝鮮の娘の事を聞き、島添大里と佐敷を探すが、朝鮮人を探す事はできない。 |
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冊封使のお礼のため、山南王と中山王の進貢船が船出する。
サハチの六男のウリーと八重瀬按司の長男のハチグルーがクレーと一緒に唐旅に出る。 |
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李芸、糸満で武寧の側室だったサントゥクの家族を見つけ、帰るように勧める。 |
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221 |
ササたち、沢岻に行き、役行者から勾玉をもらった沢岻ヌルと会い話を聞く。
沢岻ヌルからシネリキヨの話を聞き、マサキがシネリキヨの子孫だとわかる。
美浜島(浜比嘉島)の美浜ヌルと東松田の若ヌルがシネリキヨの子孫だと聞く。 |
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ササ、沢岻大主の娘キラを沢岻ヌルに育てるために預かる。 |
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ササたち、美浜ヌルに会うため、勝連に行き、勝連ヌルから美浜島の事を聞く。 |
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ササたち、勝連ヌルと一緒に美浜島に行き、美浜ヌルと比嘉ヌルと会う。 |
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ササたち、美浜島の比嘉村のアマミチュのウタキで、美浜姫の声を聞き、祖母の知念姫がササに感謝していると言われる。 |
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222 |
美浜島から勝連に戻り、神様の声が聞こえなかった中グスクヌルと勝連若ヌルはササの弟子にしてくれと頼み、ササは弟子にする。 |
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ササたち、読谷山の喜名に行き、東松田の若ヌルと会う。
東松田の若ヌルはササたちが来るのを知っていて、来るのを待っている。
東松田の若ヌルがヤンバルにあるシネリキヨの聖地と言われるスムチナムイまで行ってきたと言ったので、ササは東松田の若ヌルを気に入る。
東松田の若ヌルはスムチナムイのアビーという神様が戦の邪魔をするので、やめさせなければならないと言う。 |
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ササたちは東松田の若ヌルを連れて、宇座の牧場に行き、宇座按司に歓迎され、孫娘のクトゥを宇座ヌルにするために弟子に加える。
宇座按司はお祝いだと言って、ササたちは酒盛りを楽しむが、酒に弱い東松田の若ヌルはすぐに酔って、あたしのマレビト神は島添大里按司なのと言ったので、ササたちは唖然とする。
アキシノと豊玉姫が対立しなくてよかったって安心したけど、それだけではだめで、琉球を統一するには、シネリキヨの神様も味方につけなければならない。アマミキヨの子孫のサハチとシネリキヨの子孫の東松田の若ヌルが結ばれれば、うまくいくのかもしれないとササは言う。 |
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北山第の七重の塔が落雷で焼失する。 |
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2月 |
223 |
ジクー寺の落慶供養が行なわれ、ジクー禅師によって、「大禅寺」と名付けられる。 |
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ササたち、首里グスクのキーヌウチで真玉添姫から真玉添とシネリキヨの事を聞く。 |
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アビーを止めさせるにはアビーよりも古い神様に会わなければならないと思い、ササたちは沢岻に行き、沢岻ヌルからイナの事を聞いて、イナと会ってアビーの事を聞く。
イナの娘のカユはアビーの師匠で、武芸の名人で勢理客ヌルを継ぎ、湧川グスクの跡地に祀られているとイナは言う。
イナから初代今帰仁ヌルのアキシノが弓矢の名人だったと聞いてササたちは驚く。 |
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224 |
首里グスクの北、会同館の西側に庭園を造る事に決まり、慶良間から来た若者たちが木を伐り倒して整地を始める。 |
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旅から帰って来たファイテとジルークは首里の城下の入り口に琉球らしい立派な御門を造らなければならないと言って一徹平郎と相談する。 |
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首里グスクのお祭り。お芝居はハルとシビーの新作「千代松」と旅芸人の「ウナヂャラ」
「千代松」を観て感激した旅芸人たちは、今帰仁のお祭りに「千代松」を演じようと張り切る。 |
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百浦添御殿で5度目の幹部会議が開かれ、真喜屋之子の活躍によって国頭按司、羽地按司、名護按司の山北王からの離反が決まり、名護の松堂、国頭の喜如嘉の長老、羽地の我部祖河の長老が夫婦連れで、各按司の書状を持って、「まるずや」の船に乗って来るとウニタキが言う。
山北王を倒したあとの今帰仁按司は、名護按司と国頭按司は千代松の血を引いている者になってほしいと言い、羽地按司は、帕尼芝の血を引いた者も按司代として置いてほしいと言っているという。
チューマチ夫婦を今帰仁に送るのが一番いいと懐機が言って、皆が賛成する。
3人の長老は人質として戦が終わるまで南部にいて、恩納按司と金武按司の人質も真喜屋之子と奥間大親が連れて来るとウニタキが言う。 |
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浦添グスクでジルークとミカの婚礼が行なわれ、浦添城下はお祭りのような騒ぎとなって、ジルーク夫婦を祝福する。 |
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平田グスクで平田大親の長男のサングルーと垣花按司の長女のマフイの婚礼が行なわれる。 |
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ヤンバルの長老たちがウニタキに連れられて島添大里グスクに来て、サハチは歓迎する。 |
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ササたちが若ヌルたちを連れて島添大里グスクに来て、サハチは東松田の若ヌルと再会する。 |
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金武から屋賀ヌル母子、恩納から恩納ヌル母子が人質として来て、ササたちは屋賀ヌルからスムチナムイウタキの事を聞く。 |
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ササたち、屋賀ヌルと恩納ヌルを連れて一の曲輪のウタキに入って、ギリムイ姫に挨拶をする。 |
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225 |
サハチとウニタキ、酒を飲みながら、真喜屋之子と奥間大親から活躍話を聞く。
3人の按司たちが寝返ったのは屋嘉比のお婆のお陰だと聞いて、サハチは感謝して祝杯を挙げる。 |
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奥間攻めから一月が経って、城下の騒ぎも治まり、山北王はクーイの若ヌルに会いに行き、来年の今頃、お前は中山王になった俺の正妻だと言って祝杯を挙げる。 |
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湧川大主は久し振りに玉グスクヌルのユカを訪ね、自分の娘がいたのに驚き、村人たちと一緒に酒盛りを楽しむ。 |
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226 |
サハチとウニタキ、真喜屋之子と奥間大親を連れて首里に行き、ヤンバルの按司たちの書状を思紹に渡す。
真喜屋之子の活躍に、思紹はサムレー大将になれと言うが、真喜屋之子は断り、ヤンバルの道を整備したいので普請奉行になりたいという。
思紹は真喜屋之子を和泊大親の名で、道普請奉行に任命する。 |
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ササたちは東松田の若ヌルと屋賀ヌルと恩納ヌルを連れて、浜川ウタキ、ヤファサチムイ、ミントゥングスク、垣花森に行く。 |
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首里の龍天閣で6度目の幹部会議が開かれ、大まかな作戦が練られる。 |
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李芸、恩納岳でナコータルーの配下の朝鮮人と会い、帰国を促す。 |
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ウニタキと奥間大親は中山王の書状を持ってヤンバルに行く。 |
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李芸、今帰仁に着き、ウニタキと再会し、ウニタキから山北王の側室のパクが朝鮮人を探しては中山王が朝鮮に送る船に乗せている事を教える。 |
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李芸、山北王と会い、領内で被慮人を探して、朝鮮に連れて帰る許可を得て、パクとも会って、パクが見つけた11人の朝鮮人を連れて帰る約束をする。 |
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李芸、遊女屋にいる朝鮮人の遊女13人を探し出し、遊女屋と交渉して綿布と交換する。 |
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227 |
島添大里グスクのお祭り。お芝居は「女海賊」と旅芸人の「千代松」 |
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ミーグスクに滞在しているヤンバルの長老たちとクチャとスミも、マナビー夫婦と一緒にお祭りを楽しむ。 |
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3月 |
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中山王の書状が内密に、浦添按司、北谷按司、中グスク按司、越来按司、勝連按司、安慶名按司、伊波按司、山田按司に届けられ、密かに戦の準備を始める。 |
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ウニタキ配下の「三星党」の者たちは、各城下にいる「油屋」で働いている湧川大主の配下の者たちの見張りを強化する。 |
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思紹の久高島参詣。安須森ヌル、ササたちも若ヌルたちを連れて参加する。 |
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久高島から帰った次の日の午後、与那原にいたササたちに、志慶真ヌルが血を吐いて倒れたとユンヌ姫が知らせる。 |
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ササたちは旅支度をして島添大里グスクに向かい、若ヌルたちを安須森ヌルに預け、シジマと屋賀ヌルを連れて、読谷山に行き、東松田の若ヌルを連れてヤンバルに向かう。 |
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ササたち、ヤンバルの玉グスクに着き、玉グスクヌルのユカと一緒にスムチナムイに行き、スムチナムイヌルの声を聞く。
役行者から勾玉をもらったのは沢岻ヌルだけでなく、自分ももらい、役行者を弁ヶ岳に連れて行ったのは自分だと言ったので、ササたちは驚く。
スムチナムイの神様コモキナは大陸にあった楚という国の王様の息子だったらしいとスムチナムイヌルは言う。
ササたちはユカに引き留められるが、用があると言って勢理客村に行き、勢理客大主を訪ねる。 |
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勢理客大主の孫娘マナの案内で湧川グスク跡地にあるウタキに行って勢理客ヌルのカユと会い、話し合って、カユはアビーを引き留めると約束してくれる。
カユはマナを勢理客ヌルに仕込んでくれとササに言い、ササは引き受ける。 |
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勢理客大主に歓迎されて、村人たちと酒盛りを楽しんでいたら、志慶真ヌルが亡くなったとユンヌ姫が知らせる。 |
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南部にいたテーラーが山北王に呼ばれ、娘のママキと瀬長按司の息子の縁談をまとめてくれと頼まれる。 |
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228 |
ササたち、今帰仁に着き、「まるずや」でウニタキと会い、屋賀ヌルをウニタキに預けて志慶真村に行く。 |
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志慶真村で今帰仁ヌルと勢理客ヌルに会い、シジマの事を説明していると、若ヌルを助けてと本部ヌルが駆け込んでくる。
首に勾玉の紐が食い込んでいて苦しんでいる若ヌルをシジマが助けて、その勾玉を身に付ける。
屋嘉比のお婆が来て、神様から何度も聞いているササに出会えた事を喜び、お婆の一声でシジマが志慶真ヌルを継ぐ事に決まる。 |
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クボーヌムイで志慶真ヌルの葬儀とシジマの志慶真ヌル就任の儀式が行なわれ、アキシノもシジマを祝福する。 |
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ササたち、国頭按司の船に乗って屋嘉比のお婆を送って行く。 |
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屋嘉比に着き、屋嘉比森のウタキでお祈りをすると、屋嘉比姫の声が聞こえ、お婆の寿命が尽きるので見守ってやってと言われる。 |
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ササたちがお婆の屋敷に戻ると奥間ヌルと娘のミワが来ていて、ササたちとの再会を喜ぶ。
ササたち、お婆と一緒に酒を飲んで楽しい夜を過ごすが、翌朝、お婆は目覚める事なく亡くなる。 |
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お婆の葬儀に来た勢理客ヌルにササたちは追い出され、喜如嘉大主の船に乗って仲尾泊に行く。 |
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ササたち、湧川グスクのウタキに行ってカユと会い、アビーはマジムンになってしまったので、ササたちがマジムン退治をしなければならないと言われる。 |
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ササ、シンシン、ナナ、東松田の若ヌルが乙羽山の頂上でマジムン退治をすると、大粒の雹が落ちて来て、アビーに取り憑いていたマジムンたちは封じ込められる。 |
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ササたち、スムチナムイのウタキに行ってアビーと会うが、アビーは屋賀ヌルの事も東松田の若ヌルの事も覚えていない。 |
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ササたち、玉グスクヌルのユカと会うが、ササたちの事を覚えていない。 |
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229 |
瀬長按司が山北王との縁談の事でサハチを訪ねて来て、サハチは、喜んで山北王の娘を嫁に迎えると返事をしてくれと言う。 |
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ヤンバルから帰って来たササたちから、シジマの志慶真ヌル就任と、屋嘉比のお婆の死と、マジムン退治の事を聞き、お婆が亡くなってしまって、ヤンバルの按司たちの意思が揺らぐのをサハチは心配する。 |
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ナツがササの妊娠に気づき、ササは慌てて帰って行く。 |
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クマヌの命日に中グスクのお祭りが行なわれる。お芝居は「瓜太郎」と旅芸人の「千代松」
中部の按司たちがお忍びで中グスクに集まり、思紹とサハチから詳しい話を聞く。 |
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旅芸人たち、今帰仁のお祭りに参加するため今帰仁に向かう。 |
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首里の丸太引きのお祭りで8年ぶりに佐敷が優勝する。 |
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サハチは思紹から、今帰仁攻めの総大将を務めろと言われて驚くが、自分がやらなければならないと引き受ける。 |
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今帰仁のお祭りで、ユラのお芝居「志慶真のウトゥタル」と旅芸人の「千代松」が演じられ、武術試合も行なわれる。
山北王はクーイの若ヌルと一緒にお忍びでお祭りを楽しみ、湧川大主も側室たちとお忍びで楽しみ、テーラーは武術試合の検分役を務める。 |
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230 |
トゥイが母を偲ぶと称して子供たちを集め、保栄茂按司の家族を島尻大里グスクで保護する。 |
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仲尾大主は島添大里のミーグスクにいるヤンバルの長老たちに呼ばれて、妻と娘を連れてミーグスクに行き、中山王の山北王攻めを知らされ、羽地、名護、国頭も中山王に従うと聞いて驚き、そのままミーグスクに滞在する。 |
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お祭りの翌日、旅芸人たちは油屋のユラと喜如嘉の長老の孫娘のサラを連れて今帰仁を去る。 |
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お祭りに来た人たちが皆、帰った昼過ぎ、今帰仁の城下に、中山王の大軍が攻めて来るという噂がどこからともなく流れてきて城下は混乱する。 |
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城下にいた山北王は噂に驚き、クーイの若ヌルを連れてグスクに戻り、義弟の愛宕之子から羽地、名護、国頭の按司たちが裏切った事を聞き、重臣たちを集める。 |
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テーラーから中山王の大軍が攻めて来ても、このグスクは落とせないと言われ、冷静さを取り戻した山北王は痛い目に遭わせてやろうと強気になる。
山北王はサムレー大将たちに戦の準備をさせ、諸喜田大主を奥間から撤収させ、湧川大主を呼べと命じる。 |
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中山王は山南王と東方の按司たちに今帰仁攻めを伝える。 |
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マチルギはマナビーを説得し、わたしはもう中山王の孫だと思って下さいとマナビーが言ったのでホッとする。 |
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山南王の兵によって保栄茂グスクとテーラーグスクは包囲され、伊敷にいた羽地と名護の兵は中山王に従って出陣する事になる。 |
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サタルーが「赤丸党」を率いて、今帰仁の城下の空き家に火を付けると、強風が吹いてきて、城下は全焼する。 |
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久し振りに今帰仁に来た湧川大主は焼け跡と化した城下を見て驚き、グスクに行って山北王と会い、武装船に積んである鉄炮をすべてはずしてグスクに持って来いと言われる。 |
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諸喜田大主が兵を引き連れて撤収したので、辺土名に避難していた奥間の人たちが村に戻って歓声を上げる。 |
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231 |
運天泊に帰った湧川大主は武装船に積んである鉄炮の半分、6つをはずして、今帰仁グスクに運ぶようにサムレー大将のナグマサに命じると、玉グスクヌルのユカに会いに行く。 |
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前回、山北王が勝つと言ったのに、今回は中山王が勝つと言うユカは、山北王に従えば湧川大主の寿命は尽き、従わなければ10年は延びると言う。 |
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勢理客ヌルと今帰仁ヌル、中山王の回し者だと言って志慶真ヌルを捕まえて、今帰仁ヌルの屋敷の物置に閉じ込める。
ウニタキが来て、志慶真ヌルは物置から逃げ出して志慶真村に帰り、クボーヌムイに朝のお祈りに行く。
クボーヌムイから帰ると今帰仁ヌルが待っていて、志慶真ヌルを捕まえようとするが、気合いの術でサムレーたちを吹き飛ばし、今帰仁ヌルは志慶真ヌルに神様の姿を見て両手を合わす。 |
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236 |
クーイの若ヌル、志慶真ヌルと会って武芸を習いたいと言い、朝のお祈りの後に教えてもらう事になる。 |
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231 |
怪我をしたナグマサから、何者かに襲われて、鉄炮を奪われたと聞いた湧川大主は大笑いをして、逃げる決心を固める。
湧川大主、武装船に側室と子供たちを乗せて運天泊を去る。 |
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李芸たちは今帰仁で見つけた31人の被慮人を連れて無事に首里に帰って来る。 |
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湧川大主の逃亡を知った今帰仁グスクは騒然となり、密かに逃げ出す兵があとを絶たない。 |
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勢理客ヌルと今帰仁ヌルの進言によって、志慶真曲輪の守りは諸喜田大主と謝名大主に変えられ、志慶真の兵は外曲輪の守りに回される。 |
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諸喜田大主が志慶真ヌルを捕まえようとしたので、志慶真ヌルはクボーヌムイに籠もる。 |
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中山王は正式に各按司たちに出陣命令を出す。 |
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安須森ヌル、サスカサ、シンシン、ナナは出陣するために首里に行き、妊娠しているササは玻名グスクヌルと一緒に若ヌルたちを連れて島添大里グスクに入る。 |
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ウニタキが帰って来て、今帰仁城下の全焼と湧川大主の逃亡をサハチと思紹に知らせ、敵の鉄炮を奪い取った事も知らせる。 |
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4月 |
232 |
首里グスクで出陣の儀式を行ない、サハチは総大将として出陣する。 |
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読谷山の喜名に泊まり、サハチは東松田の若ヌルと一緒に酒を飲み、若ヌルからマレビト神だと言われて驚き、若ヌルに見つめられて記憶をなくす。 |
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気が付くと2日が過ぎていて、保栄茂グスクで騒ぎが起こったが何とか解決した事をサハチは安須森ヌルから聞く。 |
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山南王の兵に包囲された時、保栄茂グスク内にあるウタキでお祈りをしていた伊敷ヌルが捕まってしまい、ウニタキの配下のアカーから知らせを受けたサハチは、保栄茂グスクには抜け穴があるはずだと言い、保栄茂按司から抜け穴の事を聞いたアカーが伊敷ヌルを救出し、衰弱していた伊敷ヌルをササが治療する。 |
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先に仲尾泊に行った懐機と苗代大親は今帰仁に行き、焼け跡の残骸を片付けて陣地を造る。 |
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仲尾泊に着いたサハチはヤンバルの按司たちと会い、琉球の統一のために従ってくれたお礼を言う。 |
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236 |
クーイの若ヌル、最後の稽古の日、志慶真ヌルから祖母が今帰仁若ヌルで、山北王の祖父は敵だったと聞いて驚く。 |
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233 |
今帰仁に着いたサハチは焼け跡に造られた陣地を見て驚き、物見櫓に登って今帰仁グスクを見て、攻め落とすのは難しいと改めて思う。 |
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焼け跡の残骸を片付けて、それぞれの陣地を確保する。 |
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夜明け前に敵の攻撃があり、鉄炮の試し撃ちをして発射角度を調節する。 |
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サグルー、ジルムイ、マウシ、シラー、タクの5人の大将が兵を率いて、搦め手の志慶真曲輪を攻めるために移動して行く。
ヌルたちもサグルーたちと一緒に行き、クボーヌムイにいる志慶真ヌルと一緒に戦勝祈願を行なう。 |
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石垣と楯の間にある残骸を片付け、総攻撃が始まる。 |
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236 |
ウタキでお祈りをしていた今帰仁ヌルが鉄炮の玉で砕けた岩の破片が刺さって亡くなる。 |
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クボーヌムイの山頂近くで、志慶真ヌルがシンシン、ナナ、東松田の若ヌルと一緒にマジムンになったクーイの若ヌルの祖母を退治する。 |
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クーイの若ヌル、気を失ったあと、記憶をなくし、山北王を覚えていない。 |
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233 |
午後に2度目の総攻撃が始まり、突然、大御門が開いて、馬に乗った下間大主と具志堅大主が現れ、苗代之子と安慶名按司が一騎打ちをする。 |
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大御門から20騎の騎馬武者が出て来て暴れ回り、引き上げる騎馬武者を追って勝連按司と越来按司が兵を率いて外曲輪に突入する。
大御門が閉じられ、勝連按司と越来按司を助けろとサハチは総攻撃を命じる。 |
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中山王の兵たちは石垣を越えて外曲輪に侵入し、乱戦の末、外曲輪を奪い取る。 |
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義兄の勝連按司と叔父の越来按司が戦死し、サハチは悲しむ。 |
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サハチは外曲輪内の屋敷にいた山北王の側室のウクとミサと会い、フミから預かったという紙切れには敵の大将の配置図が書いてある。 |
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ウニタキに言われて、フミの紙切れをよく見ると三の曲輪に「抜け穴」と書いてあり、山北王も見つける事ができなかった抜け穴を探してみるとウニタキは言う。 |
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234 |
サグルーたちが志慶真村に行くとサタルーたちが待っていて、作戦を確認して、それぞれが配置に着く。 |
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マウシとサタルーは志慶真川を偵察しに行き、ウニタキと会う。 |
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最初の総攻撃をするが、敵の攻撃が激しくて石垣に取り付く事もできない。 |
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日が暮れて、篝火を炊いて敵の夜襲に備え、松明を使っておとり作戦をしながら月が沈むのを待ち、月が沈んだ夜明け前に、マウシが率いる山グスクの兵が急斜面をよじ登り、石垣に取り付いて志慶真曲輪内に潜入して敵兵を倒す。
ウハに率いられた山グスクの兵も石垣を登って曲輪内に潜入し、敵兵を倒して御門を開け、待機していたサグルーとジルムイの兵が突入して曲輪内で乱戦となり、ジルムイが諸喜田大主を倒し、マウシが謝名大主を倒して、志慶真曲輪を攻め落とす。 |
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戦死した兵の遺体を片付け、ヌルたちが来て志慶真曲輪を清める。 |
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志慶真ヌルの屋敷で休んでいた東松田の若ヌルが、山北王が御内原内にあるアマチヂウタキの霊石を真っ二つに斬ってしまう場面を見て、ヌルたちはクボーヌムイに行き、アキシノにその事を話すが、心配しなくても大丈夫とアキシノは言う。 |
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東松田の若ヌルは心配して、シンシン、ナナと一緒に外曲輪にいる安須森ヌルに相談に行く。 |
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235 |
勝連按司の枕元に座っていて一睡もしていなかったサハチは、懐機に言われて城下にある本陣の仮小屋に行って横になる。 |
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236 |
クーイの若ヌルの侍女イリーが亡くなる。 |
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235 |
話し声で目が覚めたサハチは、東松田の若ヌルから話を聞いて、ササに会いに行く事を許すが、ササは連れて来るなと言う。 |
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志慶真曲輪攻めで使った松明のおとり作戦を夜が明けるまで続けて、敵兵を眠らせない。 |
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三日目の夜が明け、物見櫓に登ってきたウニタキに、勝連按司を継げとサハチは言うが、ウニタキは断り、娘婿のジルムイに継がせればいいと言う。 |
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正午頃、敵が突然攻めて来たと思ったら、志慶真村のサムレー大将2人で、志慶真曲輪が陥落したので投降すると言う。 |
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リュウインの弟子たちが10人、馬に乗って攻めて来て暴れ回る。 |
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ウニタキが抜け穴の出口を見つけ出し、サハチはウニタキと一緒に確認に行く。 |
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237 |
東松田の若ヌルとシンシン、ナナ、島添大里グスクに着き、ササと会って相談する。
マナビーを心配してミーグスクに来ていたマチルギが顔を出し、今帰仁に行くというササを止める。
ササはマチルギに任せると言って、瀬織津姫の勾玉を首からはずしてマチルギに渡す。
マチルギは恐る恐る瀬織津姫の勾玉を身に付けるが何も起こらず、アキシノを助けるために今帰仁に行く決心をする。
勝連按司と越来按司の戦死を聞いてマチルギと勝連若ヌルは悲しみ、みんなで酒を飲みながら2人を忍ぶ。 |
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マチルギは東松田の若ヌルたちと一緒に白い鎧を身に着けて今帰仁に向かう。 |
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抜け穴を使って苗代之子と安慶名按司が三の曲輪に突入し、総攻撃をして三の曲輪を攻め落とす。 浦添若按司と越来若按司が戦死する。 |
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237 |
三の曲輪から負傷兵を運んでいる最中、リュウインの弟子たちが外曲輪に攻め込み、暴れ回って壮絶な討ち死にをする。 |
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三の曲輪を片付け終わった午後、総攻撃を開始し、中御門の上にある櫓を火矢を撃って焼き払い、中曲輪を奪い取る。 |
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236 |
鉄炮の音が鳴り響き、天井から太い柱が落ちてきて、クーイの若ヌルは押し潰されて亡くなる。 |
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237 |
山北王は一の曲輪の御殿に行き、クーイの若ヌルの死を嘆き悲しむ。 |
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フラフラした足取りで御内原に行った山北王はウタキでお祈りをしている勢理客ヌルを後ろから斬り捨てる。
勢理客ヌルを斬った山北王を見ていたテーラーは山北王に駆け寄って、気でも違ったかと言うが、山北王はテーラーに斬り付けてくる。
テーラーも太刀を抜いて相手をするが腕を斬られてつまづいて倒れ、山北王はウタキに行って霊石を真っ二つに斬ってしまう。
大雨が降り出して、雷が鳴り響き、太刀を振り上げていた山北王に雷が落ち、山北王は弾き飛ばされてテーラーの足下に落ちて来る。
騒ぎを聞いてやって来た兼次大主はテーラーが山北王を殺したと勘違いして、テーラーと戦い、テーラーを斬る。
マウシたちが御内原に侵入して来て、大雨の中、乱戦となり、兼次大主はマウシに斬られる。 |
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マチルギたち、今帰仁に着きクボーヌムイに行き、志慶真ヌルと会い、アキシノに挨拶をしていると、アキシノの悲鳴が聞こえ、その後、声が聞こえなくなる。 |
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マチルギは志慶真村の志慶真ヌルの屋敷に行き、ヌルたちを連れて、志慶真曲輪から二の曲輪に攻め込む。 |
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真っ二つにされた霊石の前で、マチルギは神様の言う通りに祝詞を唱えると、雷が霊石に落ちて、地が揺れて物凄い音がしたかと思うと、割れていた霊石がピタリと合わさってくっつく。
安須森ヌルが声を掛けると、「マチルギ、ありがとう」というアキシノの声が聞こえる。
マチルギは瀬織津姫の勾玉を両掌に載せて、瀬織津姫にお礼を言う。 |
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238 |
突然の大雨に驚いているサハチに、石垣の上の敵兵が消えたと兼グスク按司が知らせ、サハチは総攻撃を命じる。 |
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大雨の中、梯子を持った兵たちが石垣に取り付いて、次々に二の曲輪に侵入する。 |
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サハチたちも行こうとしたら地震が起こり、雨もやむ。 |
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サハチたちが御内原に行くと、すでに制圧され、敵兵の死体があちこちに転がっていて、テーラーの死体もある。 |
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二の曲輪に行こうとしたサハチはウタキの前にヌルたちがいるのに気づき、マチルギもいたので驚く。
サスカサからマチルギがアキシノの霊石を元に戻したと聞いてサハチは驚き、霊石をよく見る。 |
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ウニタキが山北王の側室だったフミを連れてきて、フミから何が起こったのかをサハチは聞き、山北王の遺体を確認する。 |
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サハチはフミと一緒に一の曲輪まで行き、敵将の戦死を確認し、御殿に上がって、マウシとサタルーに山北王の死を伝える。
崩れた屋根から落ちた瓦が山のようになっている部屋の中に、志慶真ヌル、シンシン、ナナ、東松田の若ヌルがいて、クーイの若ヌルの遺体を囲んでお祈りをしている。 |
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マチルギと安須森ヌルと奥間ヌルが来たので、サハチは一緒に御内原に戻って、山北王妃と会い、山北王の側室のタンタンから「洪武帝の宝剣」の事を聞く。 |
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ウニタキが御殿の地下にある地下蔵を見つけ、山北王が溜め込んだ財宝を見ると、その中に「洪武帝の宝剣」がある。
「洪武帝の宝剣」をタンタンに返そうとサハチは思うが、タンタンの言っている事は嘘に違いないとウニタキは言う。
懐機に見せると「洪武帝の宝剣」は本物のようだから、永楽帝に返したら喜ばれるだろうと言う。 |
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サハチはウニタキから、山北王の次男のフニムイと平敷大主と愛宕之子が消えたと知らされ、ウニタキは絶対に探し出すという。 |
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一の曲輪と二の曲輪の遺体を片付け、敵兵の遺体は山北王も含め、皆、抜け穴のガマの中に埋葬して入り口を塞ぐ。 |
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今帰仁ヌルと勢理客ヌルとクーイの若ヌルの遺体は、ヌルたちによってクボーヌムイに運ばれて埋葬される。 |
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山北王が持っていた英祖の宝刀の太刀は、雷に打たれた時、どこかに飛ばされてしまったのか見つからない。 |
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御内原のウタキの前でヌルたちがお清めの儀式をして、御内原を再び男子禁制の聖地とする。
御内原にはアキシノの霊石があるウタキと、それよりも古いシネリキヨのウタキがあり、シネリキヨの神様の声が聞こえる東松田の若ヌルがお祈りをして、シネリキヨの神様たちも、琉球が統一されて、戦のない平和な国になる事を喜ぶ。 |
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マチルギ、志慶真ヌル、屋嘉比ヌル、東松田の若ヌルの四人がマジムン退治をして、かつて、滅ぼされてマジムンとなって彷徨っている歴代の今帰仁按司の一族たちを封印する。
戦で流れた多くの血を洗い流すかのように大雨が降り、稲妻が走って、雷鳴が鳴り響き、風も強くなり、ようやく雨がやんだかと思うと、静かに雪が降ってくる。 |
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マジムン退治が終わったあとも雪は静かに降り続き、サハチはマチルギと一緒に一の曲輪の御殿の二階に上がって雪景色を眺める。
真っ二つにされた霊石の前でお祈りした時に聞こえた声は豊玉姫だったとマチルギから言われたサハチは、マチルギと一緒に南の方に向かって両手を合わせる。
マチルギは今帰仁を再建するために、このままここに残ると言い出し、アキシノの子孫であり、千代松の曽孫であるマチルギが、この惨めな有様を見て黙っていられるはずはないとサハチは思い、見事な城下を造ってくれと言う。 |