沖縄の酔雲庵


尚巴志伝

井野酔雲



アキシノの略歴(1163-1226)


1178年 弓矢の腕を見込まれて厳島神社の内侍(巫女)になる。 16歳
1180年 3月 厳島神社に来た平維盛と出会う。 18歳
  4月 安徳帝が即位する。  
1181年 閏2月 平清盛が病死する。 19歳
1183年 4月 平維盛が総大将として北陸に出陣する。 21歳
  5月 弥山で青い勾玉を見つける。  
    平維盛が倶利伽羅峠の戦いに大敗する。  
  7月 平家の都落ち。厳島神社に来た維盛に付いていく。  
1184年 2月 維盛と一緒に、屋島の陣中から逃亡する。 22歳
  3月 維盛と一緒に、熊野参詣をする。  
    維盛が山成島に家宝の太刀を沈め、色川村に行き、冬まで隠れている。  
  12月 維盛と一緒に、熊野水軍の船に乗って琉球に行く。  
    安須森ヌルを殺し、戦になって、安須森の村を全滅させる。  
1185年 1月 今帰仁にグスクを築き、維盛が今帰仁按司になり、アキシノが今帰仁ヌルになる。 23歳
  12月 陰陽師の理有法師(平家の陰陽師)が琉球に来る。  
    理有法師が運玉森のヌルたちの村を滅ぼす。  
1186年 2月 与三兵衛、安須森若ヌルと一緒に南部へ旅立つ。
・浦添グスクの城下を見る。
・真玉添でヌルたちと会う。運玉森から逃げて来た運玉森ヌルもいる。
・大里グスク、玉グスクの城下を見る。
・再び、真玉添に来た時、理有法師に襲われる。
24歳
  5月 理有法師が真玉添のヌルたちの村を滅ぼす。
・ヌルたちと一緒に逃げ、読谷山に勾玉を埋める。
・与論島まで逃げる。
 
  12月 与三兵衛と若ヌルを連れて今帰仁に帰る。
・理有法師に対して守りを固める。
 
1187年 1月 陰陽師の朝盛法師(源氏の陰陽師)が舜天と共に理有法師を倒す。 25歳
  3月 クボーヌムイヌルと会い、クボーヌムイヌルを継ぐ。  
1188年 3月 長女、サクラ生まれる。後に今帰仁ヌルを継ぐ。 26歳
  6月 朝盛法師が安須森に行き、殺されたヌルたちの霊を鎮めて封印する。  
1190年 7月 長男、平太郎生まれる。後に今帰仁按司を継ぐ。 28歳
1192年 10月 次男、平次郎生まれる。後に永良部按司になる。 30歳
1194年 5月 次女、アヤメ生まれる。後に勢理客ヌルになる。 32歳
1195年 12月 三男、平三郎生まれる。後に羽地按司になる。 33歳
1203年   サクラをヌルに育てた安須森若ヌルがクボーヌムイに籠もってまま亡くなる。 41歳
1222年   夫の今帰仁按司(65)が亡くなる。平太郎が跡を継ぐ。 60歳
1226年   死す。 64歳
       
       
1320年   屋嘉比のお婆が生まれる。  
1373年   伊波でマチルギが生まれる。  
1387年   マチルギがサハチと出会う。  
1389年 2月 マチルギがサハチに嫁ぐ。  
  5月 マチルギが久高島に行き、フボーヌムイに籠もる。
・神様に不審を持たれたマチルギを、クボーヌムイヌルの子孫だと言って助ける。
 
    志慶真村でミナ(シジマ)が生まれる。  
1402年 2月 サハチが島添大里按司になる。  
1406年 2月 サハチの父が中山王になる。  
1409年 2月 ササたちが読谷山の山で勾玉を見つける。  
1412年 6月 厳島で、青い勾玉を身に着けているシンシンと出会う。
・京都大原寂光院でササたちを平維盛と会わせる。
 
1413年 2月 今帰仁のクボーヌムイに来たササたちと再会する。  
1414年 2月 今帰仁のクボーヌムイに来たササたちと再会し、ユンヌ姫に誘われて一緒に旅をする。  
9月 ユンヌ姫と一緒に、ササたちを守るために南の島に行く。
・ミャーク(宮古島)の上比屋でハツネと再会する。
・赤名姫が付いてくる。
・ウムトゥダギ(於茂登岳)の山頂でスサノオたちと饗宴。サラスワティと会う。
・スサノオを見舞いに来た豊玉姫と会う。
 
1415年 5月 南の島から帰国。  
  6月 瀬織津姫を探しにササたちとヤマトゥに行く。  
  8月 富士山の裾野の樹海の中で瀬織津姫と会う。  
  10月 大三島で伊予津姫様と会い、アキシノとシンシンが吉備津姫様の子孫だとわかる。  
1416年 1月 琉球に帰る。マチルギは自分の子孫だとサハチたちに告げる。  
  4月 攀安知が今帰仁グスクの霊石を真っ二つに斬ってしまう。
瀬織津姫の勾玉を身に付けたマチルギによって助けられ、蘇る。
 




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